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  • from: consolationsさん

    2011年07月26日 23時02分24秒

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    エルガー チェロ協奏曲 濃厚なメロディ

    イギリス人作曲家でまず思い浮かぶのはホルストです。惑星のスコアをかつて、曲を流しながら聴きましたが、さっぱりつかめませんでした。

     もう一人イギリスを代表する作曲家として不動の地位にいるのは、エルガーだと思います。

     エルガーは40歳を過ぎてから創作の円熟に入りますが、一次大戦の影響を受け、また、愛妻家であったエルガーの妻アリスが病床にあったため、いったん創作意欲は落ち込みます。

     1918年大戦が終息に向かうと創作活動は勢いを取り戻しました。

     曲の完成は1919年6月、62歳の時。初演時は、おそらく濃厚さのために理解されませんでしたが、徐々に聴き手を魅了し演奏されるようになりました。

    この曲には、代表的な名演奏があります。
    1987年に42歳で亡くなった、ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏です。

     彼女は、22歳の時、指揮者・ピアニストであるダニエル・バレンボイムと結婚し、この曲を演奏会でも、二人で取り組んでいます。

     デュ・プレの体に異変が起きたのは、26歳の時、多発性硬化症の病魔におかされます。中枢神経が破壊され、体が動かなくなる病です。最後までデュ・プレは病と闘ったそうです。

     サー・ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団の演奏を聴くと、季節は秋の夕暮れのたそがれを思い起こさせられ、もの悲しさを感じます。
     曲は、悲しみさえも取り込んだ雄大さで、聴く人の魂の琴線に触れます。

    http://www.youtube.com/watch?v=L5C99JyP2ns&feature=player_embedded#at=31
    バレンボイム指揮との演奏です。
     

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