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from: consolationsさん
2011年08月21日 18時26分23秒
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プロコフィエフ 交響曲第5番…壮大な作品
第5番交響曲は、作曲家にとって、ヴェートーベンの運命を思い起こさせるのか、魂のこもった作品が多いように思います。ショスタコーヴィッチにもそれが当てはまります。
プロコフィエフは語っています。
「第2次世界大戦が勃発した時、私は各人が何らかの形でこれに参加すべきと考えた。
私は前線の兵士を勇気づけるために行進曲や歌曲を創作した。しかし事態の深刻さは、より規模の大きな壮大な作品を求めていると思われた。
私はついに交響曲の交響曲の構想に思い当たったのである」
この時期というのは、祖国ソヴィエトが対ドイツ戦において最も苦しめられていた時です。
この熱い意欲を持って、交響曲第5番は、モスクワの北東250キロメートルに位置するイワノヴォ市の「作曲家の家」において、
1944年の1カ月あまりでピアノスコアがかかれ、その後また1カ月でオーケストラ・スコアが書きあげられました。第4交響曲の後、15年の年月があることから、作曲技法にも円熟が増し、
プロコフィエフ自身「創作活動の頂点をなす作品と同時に、人類の精神の偉大さを描いた交響曲」と語るほど、この作品に心血を注いだかがわかります。
1945年、1月レニングラードがドイツ軍から解放された喜びにとともに、モスクワ国立交響楽団、作曲者自身の指揮で初演されました。英雄的な喝采を浴びたそうです。
この曲を聴いて感じることは、プロコフィエフの個性の発露が示されながらも、民族的抒情性をも曲調から受け、どの楽章も高い芸術性の説得力を持っています。
第1楽章 アンダンテ:素朴な民族的なテーマをモチーフにしたソナタ形式、書法には対位法的手法も含めて充実しています。
第2楽章 軽妙さをあわせもったスケルツオ
http://www.youtube.com/watch?v=y29V7c1k5xE&feature=relmfu
ドゥダメル指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団で曲の雰囲気をまず聴いてください。「ベルリンフィル ラウンジから」ですので映像が美しい。
若手現代指揮者 ドゥダメルを知る良い機会です。
第3楽章 深遠な澄んだ音色のゆったりとした曲
第4楽章 前の第3楽章を集約せしめるロンド形式による終曲。一気に華麗なクライマックスに持っていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=zzKqqZkypEQ&feature=related
オイストラフの指揮で、クライマックスを聴きましょう。
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今日は、親戚の方が他界されたので、告別式に行ってきました。
頭の中は、フォーレのレクイエムが、ずっと流れ、亡き故人を偲んでいました。
先日、マジックバトンさんのコメントに
「最近、人の命に限りがあることを至極残念に思うのです。…」
と記されていました。
今日の告別式は、生前とても明るく元気であった人の突然の急逝でした。式は淡々と進行していきました。
考える、思う…生きているからこその行為がなくなってしまう…。
逆に、生きているから出来ること・食べる、音楽を聴く、眠ることもすべて含めて懸命に、とはいえ、がむしゃらではなく、多少真剣に生きていこうと思いました。ここからが重要で、決意は誰でも出来ます。それを出来ることから行動に落とし込むことが肝要です。洗濯干し、掃除をいつもより丁寧にしました。
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帰宅後、落ち込んでいてばかりもいけないと思い、勇気づけられる曲を選びました。
このプロコフィエフの交響曲第5番は、彼の作曲した7曲の交響曲のうちでも傑作だと思います。
20世紀を代表する交響曲です。-
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