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from: consolationsさん
2011年08月24日 23時15分38秒
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プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番/記憶を頼りに復元
プロコフィエフの自伝、随想集で出てくる、この曲についての回想場面は、「音楽院を終えて」というタイトルに述懐されています。
音楽院の卒業試験が良い結果であった褒美として、プロコフィエフの母は、プロコフィエフを、外遊させてくれました。
プロコフィエフが選んだ外遊先はロンドンで、
ディアギレフ率いるロシア・オペラとバレエ団が、そのシーズンに大成功を収めていたからでした。
この時期のロンドンでは、シャリアピン(有名な歌手)が歌い、R .シュトラウスが指揮をし、多くの新しい音楽が演奏されていたのです。
プロコフィエフは、ここでディアギレフに紹介されます。
この紹介してくれた人に対してだけ、この作品ピアノ協奏曲第2番を弾きました。その場にいたある人が、「これは野獣ではないか」と尖鋭性をフランス語で、叫んだのです。
その後、プロコフィエフがフランス語を理解すると知ると、その芸術家は、深く謝りました。
ピアノ協奏曲第2番をきいていると、そのような「野獣よばわり」するほど、激しいかなと思っていましたが、それには訳があります。
ピアノ協奏曲第2番は、1913年に完成しましたが、ただ初演楽譜は1917年のロシア革命の中で失われ、
現在、私たちが聴けるこの曲は、1923年にプロコフィエフが記憶をたどり改訂?復元したもので、それで、まろやかでウィットに富んだ曲に聴こえる次第です。初演時の尖鋭的な性格はかなり弱められたのです。
第1楽章など、かなりまろやかな曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=E4IUpFXrjIs&feature=related
第2楽章が、少なくとも私には、ウィットに富んだ曲に聴こえますので、一度聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=bL6-fp7vpss&feature=related
ユジャ・ワンのピアノ、シャルル・デュトワの指揮で。-
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