ヴェートーベン、ブラームス、シューマンの交響曲といえば、同じ曲でも、いろいろな指揮者を聴いてみたいという気持ちから、同曲、異指揮者のＣＤを次々聴きこんでいますが、
　
　こと「ラベルの弦楽四重奏曲」は、１７年前に購入した、ジュリアード弦楽四重奏団によるＣＤのみで、ほかの演奏には、手を出さず聴きこんでいます。

　一言でいうと、アメリカの四重奏団によるこの演奏は、重心がしっかりしていて、まったくぶれていないことです。
　
　もともと、室内楽曲は、聴くといえば、ハイドンの四重奏曲、
（夕食時によくかけています）ぐらいで、ヴェートベンのカルテットは、まだ聴きこむには、年齢・経験が足らない感じがして、よくわかりません。

　１枚きりのこのＣＤ。よく聴きこんでいます。
たとえば、ヴェートベンの交響曲第９番を、（誰かの指揮演奏でなく、）曲自体・聴きたいと思った時、やはり、今日の気分で、
フルトヴェングラーにするか、カラヤンにするか、アバド、ドラティ、バーンスタイン、トスカニーニ　と選ぶ訳で、一回聴いて、
その日は、曲をききたいので、結果、種々音源の価値が薄れているようにおもいます。

　弾きこんでいる趣味ともいえるゴルドベルク変奏曲など、グールド、ペライヤ、リヒター、シュタッツヘルト…と２０をゆうに超えますので、これはこれでいいとしても、

あまりに聴いていない、聴きこんでいないＣＤはもったいないと思うわけです。

ジュリアードの音源が見つかりませんでした、ハーゲンカルテットの演奏で、第２楽章をどうぞ、いい曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=ZhN0RRlLhDg&feature=related