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  • from: consolationsさん

    2011年10月05日 22時44分12秒

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    メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 (クラシック音楽の中のクラシック音楽)

     2009年はメンデルスゾーンの生誕200年記念の年でしたので、多くの音源(室内楽やオルガン曲など)が発売されました。

     その時私は、交響曲「イタリア」「スコットランド」やヴァイオリン協奏曲、管弦楽曲「真夏の夜の夢」で、十分メンデルスゾーンの作品を堪能していたので、その際には、あまり他の室内楽集を聴くこともありませんでした。

     また2年たった2011年現在の今、生誕200年の影も薄れ、CDショップでも有名どころの作品のみが陳列されているのが現状です。

     そうした中、中古ショップめぐりを始めてからというもの、意外と室内楽コーナーにメンデルスゾーンのCDが多いことに気づきました。
     また、有名なヴァイオリン協奏曲の以前に書かれた、もうひとつのニ短調のヴァイオリン協奏曲があることも、つい最近知ったくらいです。

     メンデスゾーンは、高名な哲学者を祖父、銀行を営む父にもつ恵まれた家庭で育ちました。

     実際作曲を始めたのは9歳ころからと言われ、15歳くらいでは、今でも演奏されている曲を作っています。

     裕福な家庭であったため、家庭で演奏会が開催され、名の知れた演奏家が集まり、その中で、聴く音楽にも影響を受けたでしょうし、自ら創作した作品もすぐさま音にしてもらう機会があったのです。

     弦楽八重奏曲は、1825年(16歳の時)に作曲され、家庭演奏会で初演されたと思われます、
      
     メンデルスゾーンは、「この曲は交響曲風に演奏すべき」と語っているように、八つの弦楽器が織りなす緻密、かつシンフォニックな作品です。
     
     後年、メンデルスゾーンが、ヴィオラで参加した演奏会が行われた記録が残っています。 

     
    ただし、一度聴いたら頭に残るメロディという内容ではなく、かなり通好みしそうな曲だと思います。
    http://www.youtube.com/watch?v=tSmSYIvq094&feature=related

     ヴィヴァルディの作品は、知らずに聴いてもバロック時代のもしかして、ヴィヴァルディ?と判断できるケースが多いです。

     弦楽八重奏曲は、ややヴィヴァルディ風に聴こえます。
    とはいえ、やはりメンデルスゾーンの天真爛漫な幸せにあふれた調べを感じることができます。

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