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from: consolationsさん
2011年12月29日 03時36分39秒
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ハイドン 交響曲第100番「軍隊」 軍楽隊楽器の使用
仕事がようやく終わり、今日から休みです。
今年は、いろいろな出来事があり、それに影響を受けた1年でした。
昨夜は、1年の疲れが出たのか、疲労感をかかえたまま、まっすぐ家に帰り、帰宅後も、音楽を聴く気力もなく、ほうけておりました。普段は自分のことで頭がいっぱいですが、社会全体のことも考えておりました。
新聞の週刊誌記事には、今の40代世代は、払込額に対して、老齢年金受取額が、平均寿命に照らして1000万円減ることが載っていました。
それは、仕組みからして当然です。
老齢年金の仕組みが、貯蓄された原資を配るものでない「世代間賦与方式」であることや、年金財政の運用は主に市場株式で行っているので、株式自体に運用利益がでない今の時勢、増税による原資確保に走るしかないのです。
よく日本の官僚は、欧米の消費税は20%前後であることを持ち出し、それを根拠に、日本にも適用しようとしますが、そもそも、消費税は、政府にとり手早く、確実な税収入が得られますが、金持ちのひとも、普通の人も一律、それも生活に必要な食料、衣類に同額にかかるので、著しく、金持ちでないひとに負担の大きな税制度です。
要は支出の問題で、家庭でも収入が減れば、緊縮するわけで、私は今年は車を手放しました。最早維持できなくなりました。
政府の今、一番の課題は、増税収で補おうとするのではなく、支出の内訳の精査であると思います。
政治の話は疲れます。音楽でも聴きましょう。
ヨーゼフ・ハイドンは、古典派の作曲家です。この後に、モーツァルト、ベートーベンが出てきます。
特に交響曲は、100を超えます。
後の、べートーベン、シューベルトでも9曲、モーツァルトが41曲というだけでも、すごい数の交響曲です。
ただし、「交響曲」という考え方が、ヴェートーベン以降とは、とらえ方が異なるので、単純には比較できません。
2年くらい前、ドラティ指揮の全曲集を購入して、時々、聴いてきました。
通常演奏されるのは、後期の作品80番以降で、その前では第45番の「告別」などがあります。
さて、交響曲第100番「軍隊」の名は、第2、4楽章で、打楽器が使われますが、それが当時のトルコ軍楽隊(シンバル・バスドラム・トライアングルの使用)を連想させることからきています。1793年ごろの作品です。
歴史背景ですが、
16世紀全盛期をむかえたオスマン=トルコ帝国は、1529年にはオーストリアの首都ウィーンまでその兵を進めました。
1683年には、ハンガリーを制圧して、ウィーン城外まで迫ります。
トルコの侵攻は、ヨーロッパの人に恐怖でしたが、大太鼓、トライアングル、シンバルなど楽器も、もたらしました。
当時の人には、軍隊をイメージさせる音なのでしょうが、現代の聴き手にとっては、普通の曲です。
ただ、100番代ですので、随所に熟練というか、ハイドン特有の、おもしろさが見られます。
にぎやかな曲です。いわれてみれば、ちょっと軍隊ぽい感じもします。正式に表現するなら表題は、軍隊より「軍楽隊」と思います。-
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