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from: consolationsさん
2012年02月07日 22時39分31秒
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ベルリオーズ 幻想交響曲 ミュンシュ パリ管弦楽団
バッハの鍵盤音楽、ゴルドベルク変奏曲ならグールド
ドヴォルザークの新世界交響曲ならケルテスの指揮
ブラームスの交響曲第4番は、カルロス・クライバー
という具合に、名曲の名盤は存在します。
シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団
1967年に当時のフランス政府の「諸外国にパリ及びフランスの音楽的威信を輝かすこと」を目的に作られた、パリ管弦楽団。その指揮者として任命されたのが、シャルル・ミュンシュです。
そして、初めての演奏会で取り上げたのが、この幻想交響曲で、その少し前に録音されたのが、このCDです。EMIから販売されています。(CD)
5楽章から構成されていて、
第1楽章 情熱
2 舞踏会
3 野の情景
4 断頭台への行進曲
5 サバの夜の夢
標題つきなので、とてもイメージしやすく聴きやすいです。
ストーリーは、素晴らしい女性にあって、情熱を燃やし、希望をもつが、失恋し、その人は、薬を飲むが、奇怪な夢を見て、夢の中で、死刑を宣告され、断頭台へと向かう。自分の葬式に群がる幽霊、亡者が集まるという話。
音楽は、素敵な人に出会いうれしいので、第1,2までは、とてもしなやかで、優雅にすすみ、
第3楽章では、心にぽっかり穴が開いた虚無感が表現され、それでも、かすかな希望が、わきますが、どこか絶望感を予感させ、失恋した自分を、客観視しようと努めるが、現実は失恋だと改めて気づき、孤独の岸壁にたたずむ世界、荒野の世界が表現されます。
第4楽章では、とうとう悪夢の世界となります、冒頭からまさに刑場へと進む、重い足取りが、見事なほど、グロテスクに音により奏でられます。でも単にグロテスク一辺倒でなく、この楽章から、いよいよテーマソングが顔を出し、盛り上がりをみせます。
最終章、暗い淵にいる感じを醸し出す音楽で始まります。「怒りの日」のパラフレーズが出て、鐘の音が音楽に味を添えます。
全体的に、構成がしっかりしていて、標題が付いているから、初めて聴く人にも、とっつきやすく、ぜひとも聴いてほしい名盤です。
こんな名曲は、そうそうありませんし、作られた時代がヴェートーベンの第9から数年という背景を考えても、一気に古典派からロマン派に時代の変遷を塗り替えた画期的な曲だと思います。
名曲名盤の3枚に入ると思います。
LPで聴くと、ほのかな余韻が漂うのです。古き良き時代というか…
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とうとうこのブログを立ち上げて3年で、
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1,000,000アクセス目指して面白い記事を書きますので、引き続きご声援よろしくお願いします。
素直にうれしいです。ありがとうございました。-
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