サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: consolationsさん
2012年02月11日 04時51分08秒
icon
バッハ ゴルドベルク変奏曲 これまでのまとめとギター編曲版
ギタリスト カート・ラダーマーは、バッハの2段鍵盤をもつチェンバロのためのアリアおよび種々の変奏ゴルドベルク変奏曲の大フアンで、父の何気ない一言からギターで弾くことを決意します。
ゴルドベルク変奏曲は、バッハ(1685-1750)晩年の作品で、パルティータ集に始まる「クラヴィーア練習曲」の最後に位置する作品です。
「ゴルドベルク」は、14歳の器楽演奏者の少年の名前で、話の流れはこうです。
バッハは、1741年、宮廷音楽家の任地ライプツィヒから、ドレスデンに旅をしました。
そこで、宮廷音楽家の名称を授与されるのに力添えしてくれたロシア公使カイザーリンク伯爵を訪問します。
カイザーリンクが鍵盤奏者として雇っていたのが、ゴルドべルクという少年でした。
この伯爵は、不眠症にかかっており、眠れない日は、少年にチェンバロを弾かせて、眠れないうつうつとした気分を晴らしていたのです。
そこで、伯爵は、眠れないときに聴く「穏やかで、多少の快活さを持った、眠れぬ日にも気分が晴れる」曲をバッハに委託し、バッハが「ゴルドベルク変奏曲」を書いたのです。
これは有名な逸話では、
分析では、疑問を呈しています。
①この難曲を弾くにはゴルドベルク少年は若すぎる
②作曲依頼があったのであれば、楽譜出版の序文に、そうした話の記載があるはずだが、ない
③バッハがカイザーリンク伯爵訪問の際に、楽譜を贈呈した
私の意見は、このゴルドベルク変奏曲は、逸話どおりだと思います。
①ゴルドベルク変奏曲は、弾くには、かなりの難曲ですが、10歳のときにスカウトされたというゴルドベルク少年なら、練習すれば、弾けたと思います。
②作曲依頼に応えたバッハは、礼金として金貨100枚もらっており、そこで、契約は成立。楽譜出版の際に事の仔細を書く必要がない
③当時、著作権概念が多少あったにせよ、まだ未成熟という事情で、「バッハ - カイザーリンク伯爵間の契約」終了後も、バッハは、楽譜出版社にかけあったのではないか。
まあ、いまから250年以上の話で、どうこう言ってもだれも分からず、面白ければ、いいのではないでしょうか。
ただ、ゴルドベルク変奏曲という楽譜が今に残っているだけで十分です。
「ゴルドベルク変奏曲」の楽譜を眺めていて、変奏曲の構造は、3つ目の変奏曲でカノンになっています。
「 主題アリア 第1変奏曲第 2変奏曲、第3変奏曲 カノン 第4変奏曲 第 5変奏曲第 6変奏曲 カノン ・・・
第25変奏曲第26変奏曲第27変奏曲 カノン 第28変奏曲第29変奏曲第30変奏曲 10度カノンに変えるクオドリベット 3つごとの変奏曲が1グループを構成するという厳格な構成から、最後の変奏(第30変奏曲)では、放たれ 遊び心に満ちた曲で変奏を終え、主題に回帰する。 主題 アリア」
バッハはまじめに変奏曲を書き、第29変奏曲で、いったん仕事を終えたのでしょう。
第30変奏では、庶民的な歌を奏でた俗謡「ごった煮の野菜 キャベツと かぶらがおいらを追い出した…肉を煮てくれれば、もっと長くいたのに」の旋律が顔を出します。 http://www.youtube.com/watch?v=alkk-kXwXUI ソコロフの演奏です。
楽譜を手に入れ、アリアと第1変奏は、弾いて、あとは開いた変奏曲をさらっていましたが、取り組もうかな と思っています。 高い山に登るようにしんどいですが、楽器がほこりをかぶっているので、ああ弾こうかな どうしようかな
ギターの練習も大切ですし、ピアノもと大変です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件