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from: consolationsさん
2012年03月23日 23時18分11秒
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寒がりの チャイコフスキー 交響曲 第5番
メック夫人から年間6,000ルーブルの援助を受けたチャイコフスキーは、毎年冬になると、ロシアの寒さから逃れ、ヨーロッパへ行くようになりました。
旅行先の、ライプチヒではブラームス、ブゾーニ、グリーグと面会し、
パリでは、マスネとグノーに、プラハではドヴォルザークにも会いました。
チャイコフスキーに比肩する大作曲者たちとの交際は、大きな収穫であったことでしょう。
1878年には12年間勤め上げたモスクワ音楽院の教授を辞め、
オペラ「エフゲニー・オネーギン」「ヴァイオリン協奏曲」などの名曲を矢継ぎ早に作曲します。
このころ名声が知れ渡り、自作の演奏のために各国から招待されるようにもなりました。
旅行生活にも一区切りをつけ、モスクワ近郊に住みだした1888年に、交響曲第5番の作曲にとりかかります。
あんなにもメロディメーカーであるチャイコフスキーですが、自身では、着想アイデアが浮かばなくなることを不安に感じ、メック夫人に「それほど老人でもないのに、(この時44歳)年齢を感じるようになりました」と書いた手紙が残っています。
1888年11月にチャイコフスキーの指揮で初演され、好評を博しました。
交響曲第4番作曲から10年後につくられた第5番も、第4番と同様に「運命の主題」暗示する主題を扱っており、これが全曲を支配します。
第1楽章 クラリネットによるメノウな「運命」を提示する主題で始まります。
第2楽章 「多少の自由さを持って」と指示された楽章。ホルンが奏でるテーマが聴きどころです。
第3楽章 交響曲では珍しく「ワルツ」形式の楽章
第4楽章 短調で奏でられていた「運命」のモチーフが長調で勢いよくあらわれ、勝利を勝ち取るように終焉します。
ムラヴィンスキー指揮 レニングラードフィルハーモニー管弦楽団による演奏CDを聴いています。
ムラヴィンスキーの演奏CDはあまり持っていなく、この曲と、ショスタコーヴィッチ交響曲群ぐらいです。
ムラヴィンスキーは、音楽づくりに絶対の自信(この解釈はこうだといわんばかりの)を持っていることをCDを通してでもわかります。だから勢いがあり、楽譜に書かれた音符を、演奏として再構築する力量は天下一品です。
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今日の出来事:
体重がなんと80Kgを切り、79・9Kg この調子で78キロを目指します。
趣味の将棋 「矢倉」という囲いの戦法を会得し、今晩も2時間「激指」というソフトで奮闘中です。-
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