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  • from: consolationsさん

    2012年03月25日 11時25分51秒

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    シューベルト ピアノソナタ第3番 ケンプが作品に光を

    シューベルトの「ピアノソナタ第3番 ホ長調 (未完)D459&459A」
    は、1816年の作品です。

     当時、ソナタ形式とは古典的には4楽章、ないしは3楽章で作るものという観念でして、「シューベルトもこの考えから5楽章で構成した」とは少々納得しがたいです。

     この作品は、最初の形では「5つのピアノ小曲」となっておりましたが、その後シューベルトの原稿が発見され、そこには「ソナタ」と明記されていたので、ソナタということになったのです。

     5つ楽章とも聴くとすぐシューベルト作品と分かるくらいシューベルトらしさが前面に出ています。

     演奏者のケンプについて、

     一昔前、ベートーヴェンのソナタなら、バックハウスかケンプと言われたくらいの巨匠です。

     ただし、ホロビッツやルービンシュタインのようなテクニックの凄味で奏でるのではなく、まず作品への共感を得て、それから演奏にとりかかるというスタイルです。

     最近では、コンクールで優勝して、それからこの先どうしようというピアニストが多いですが、ケンプは技巧よりまず「心の中の表現したい気持ちを大切にします」 なので、いつくしむように作品に取り組みます。

    シューベルトのソナタは冗長というそれまでの見方をかえ、作品に光を当て、再評価したのが、ヴィルヘルム・ケンプです。

    私がこころを落ち着かせたいときに、ケンプの演奏をよく聞いています。

    ーーーー近況
    今日はこれから、大阪心斎橋、難波に出かけます。
    私、機械式時計の魅力にとりつかれていまして、ブライトリングの旗艦店に出向く予定です。
    所有している時計は、オメガのクロノグラフとIWCのシンプルなマーク16という時計です。

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