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  • from: consolationsさん

    2012年03月27日 21時48分25秒

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    ストラヴィンスキー 【ミューズの神を率いるアポロ】 フランスバロック風

    ストラヴィンスキーの作品の中で私は、「ペトルーシュカ」が一番好きです。
    いろいろな作曲家の管弦楽曲の中でも1番好きなくらいです。

    弾むようにリズムに富んでいて、音色は豊かですし、なおかつ音楽が流麗な印象がその理由です。

     一方、「春の祭典」は、音楽史に残る金字塔であるのは大いに認めますが、少々やかまかしいというか、けばけばしさ、野蛮な感じがどうも性に合っていません。

     今回取り上げる ストラヴィンスキー作曲【ミューズの神を率いるアポロ】は、弦楽のための曲で、
    なおかつフランス・バロックのリュリの作品を摸して作られただけあって、
    とてもやさしく柔らかな雰囲気の曲で、聴いていて心地よく、読書をしながら聴くもよし、空間に溶け込む音楽です。

    1928年に作曲されたこのバレエ音楽はワシントンで上演するため、「エリザベス・スクレイグ・クーリッジ財団」の委嘱により作曲されました。

     あれがこうなって、誰がこうしてといった話、題材はなく、
    「アポロ」と3人のミューズ「カリオペ」「ポリュムニア」「テルプシコーレ」が出てくる情景を音楽にしたものです。

     知らずに一聴すると、ストラヴィンスキーの作品とは思えないほど、柔和かつ典雅な曲で、ストラヴィンスキーが苦手な人にこそ、聴いて欲しい曲です。

     20世紀に作られたとは思えない、まさにバロック時代の、それもフランスの雰囲気漂う素敵な曲です。
     
     弦だけで合奏しているので、ゆるやかで、けたたましくないのも、おおいにあるでしょう。
     
     イゴール・マルケヴィチ指揮 ロンドン交響楽団による演奏を聴いています。
     柔軟で奥深い演奏でありながらも、サラサラしていて、作曲者の意図と演奏があっていると思います。

    近況ーーー
     昨夜また眠れず、今朝とてもしんどかったですが、上司が有給休暇であったため、こういうときこそ踏んばらねばと、立ち上がるように会社に行きました。

     午前と昼の3時までは、資料の分析や、これから4月以降の仕事の段取りを立てて獅子奮闘しましたが、

    3時に体の電池がスーと切れて、頭痛がとまらず、何も考えられなくなり、ボーと3時間ほど過ごしてしまいました。

    定時時間きっかりに、席を立つと先輩社員に「もう帰るのか?」といわれました。

     明日は、この無為に過ごした3時間を取り返すつもりで頑張ります。

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