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  • from: consolationsさん

    2012年03月28日 21時24分31秒

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    リスト ハンガリー狂詩曲第2番 ゆるやかさ と 情熱と

    リストはハンガリー出身ですが10歳の時に一家でウィーンに移住しました。6歳でピアノを習い始めた幼少のころから、ハンガリーのジプシー音楽になじんでいたのです。

    ピアニストとして欧州中をめぐる中、ハンガリーでも演奏会を開催する中で、ジプシー音楽への愛着がわき起こり、ジプシーのメロディを集め全19曲からなるピアノ曲集「ハンガリー狂詩曲」を作曲します。

     ジプシーダンスの「チャールダッシュ」で書かれていて、
    穏やかな展開部「ラッシュー」とパッセージの速い熱のこもった「フリスカ」の二部構成となっています。

    http://www.youtube.com/watch?v=02YpEen_m1k
    辻井伸行さんのピアノで聴いてみましょう。


     19曲のピアノ曲のうち6曲が、弟子のドップラーにより管弦楽に編曲されました。

     このメロディは、切なく、なおかつ、情熱的でリストがハンガリー音楽の原点に立ち返った様子を沸騰とさせます。

     しかしリストは、「愛の夢」のような旋律を作るかと思えば、後の僧籍に入ったころの作品では、一音一音に意味を持たせる曲へと変貌を遂げるなど不思議な作曲家であったと思います。

    19世紀後半から20世紀前半にかけての作曲家であり演奏家であった時代の一人です。
    ラフマニノフ、プロコフィエフがそれにあたりますね。

     今は、作曲家は作曲家。演奏家は演奏家です。

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