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from: consolationsさん
2012年05月02日 19時32分11秒
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ヤナーチェク 弦楽四重奏曲第1番「クロイツエル・ソナタ」 トルストイの小説に基づく標題音楽
ここ数日、どうも体調がパッとしなくて、せっかくの連休だというのに、寝てばかりで、
それではいけないと思い、駅まで歩き3駅先のパン屋に行ったり、隣駅 新大阪駅で、トンカツを買ったり、時間にして小一時間で済む用事がおっくうで、
そのくせ、昼寝のしすぎか、肝心の夜には眠れなくて。将棋を指しはするものの、集中力はなく…
日常で、ちょいと急なモノ入りなので、貯金だけでは、十分でなく、虎の子の株券まで売り、流動化資産(いつでも使える現金のこと)を入手した次第です。
これで、当面立ちはだかる局面には対応できそうです。
しかし、なんというのでしょうか…
株式市場、株の売り買いというのは、魔者が潜んでいますね、
長年の株式投資結果を、はじき出したら、結局プラスマイナス0なのです。
本とかいろいろ出ていますが、人と同じことしていたら儲からないし、
確かに、年2回の配当金は、ちょっとした小遣いにはなりますが…
昔10年前、プラズマTVが出たころ、電気メーカーに投資したら面白いように株価が上がって、あるとき売ったら、42型が売却益で楽々買えました。
一方、住宅メーカーに投資したら、95万円の株価がずるずるさがり、結局65万円で損切ですわ。つまり、もう塩漬け状態なので、30万円の損を覚悟で売ってしましました。
マイナス30万円の大損。
結局は、余裕手持ち資金で、楽しむひとつの趣味というか、
経済への参加ですね。
やはり、株持っていると、日経新聞、丹念に読みますし、その意味では、現代を生きる力を身に着けるひとつの手段かもしれませんね。
さてさて、ここ数日、何を聴いていたかというと、アルビノーニの作品集を聴いていました。
なかなか、心地よいメロディだけなく、バロック音楽らしく、とがったキリのような音楽に惹きこまれていました。
もうひとつは、今回取り上げる、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲。
「クロイツエル・ソナタ」 トルストイの小説を文庫本片手に読みながら聴いています。
不貞を犯した妻をあやめる夫を描いたトルストイの作品を読みながらです。
ヤナーチェクは、このトルストイの作品に強い反感を持ったといわれいますが、
その心の動揺というより反論を音楽として書き記したのが、この弦楽四重奏曲第1番なのです。
感性豊かなで人情の熱いヤナーチェクは、トルストイの作品を読めば読むほど、道ならぬ恋に落ちた自分の妻を殺してしまったというストーリーに我慢がならなくなったのでしょう。
といのもトルストイは男性側から語った作品ですが、ヤナーチェクは、不幸な女性の観点からトルストイ作品を考察し、
トルストイの書いた作品を短絡的な禁欲主義ととらえ、この批判精神を弦楽四重奏曲にぶちまけたのです。
ヤナーチェク自身、40歳近くも年下の人妻に恋心を寄せ、そうした背景から、できた作品です。
1923年に書かれました。
4楽章からなり、各々
「劇の提示」
「転回点(不倫の愛を受け入れる女性心理)」
「頂点」(恐怖におびえながら、夫に許しを乞う妻の姿)
「破局の結末」(責められた女性の愛のモノローグ)という
ヤナーチェク風の暖かい人間愛で、次第に本来の人間のありように立ち返るという、「起承転結」で構成されています。
ヤナーチェクといえば「シンフォニエッタ」が有名ですが、ヤナーチェクを語るうえではずせない、弦楽四重奏曲です。
トルストイの「クロイツエル・ソナタ」を読んでみようかと思った方は、クリックしてください。
http://classic.blogmura.com/listening/
(ブログ村につながります)
私も、今読んでいる途中なので、よければ読書会?でもしましょう。-
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