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from: consolationsさん
2012年08月11日 00時10分29秒
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組曲「キージェ中尉」 プロコフィエフ テンシュテットのBOXセットから
少し前、テンシュテットのマーラー全集BOXと、その他さまざまな作曲家が入ったBOXが出ました。
その中に、プロコフィエフのキージェ中尉が入っていましたので、感想を書きます。
1930年代に白ロシア国立映画プロダクション制作の映画「キージェ中尉」のためにプロコフィエフが音楽を作ったのが最初で、作曲者自身が5曲を演奏会用に編曲したのです。
第1曲「キージェの誕生」
第2曲「ロマンス」
第3曲「キージェの結婚」
第4曲「トロイカ 馬ソリ」
第5曲「キージェの葬式」
と書くと、何の話かさっぱり分かりません。音楽を聴きながら聴いても、おぼろげな印象しか残らないので、少しあらすじを書きます。
『結論』は、帝政ロシア期の宮廷を痛烈に皮肉った内容です。
イ.ロシア皇帝がうたた寝をしていると宮廷で女官が悲鳴を上げ、昼寝を妨げられた皇帝は、その日の当直は誰かと怒ります。
ロ.皇帝は家臣からの報告を「キージェ?」中尉と聞き間違えます。
ハ.任務を遂行していないという理由で、そのキージェ中尉をシベリアへ流刑します。
ニ.ところが皇帝は、暗殺者から守らせるためにキージェが女官位悲鳴をあげさせたのではないかと思い出します。
ホ.そしてキージェ中尉を忠なる臣下として抑留先から呼び戻し、褒美として女官をめとらせます。
ヘ.そしてもともと存在しないキージェ中尉の結婚式が盛大に執り行われます。
ト.そもそもいないキージェにまつわる様々な出来事が起こることから、家臣たちはキージェを亡くなったことにして、葬儀が行われます
最後に、皇帝は宮殿から葬儀の様子を見守り冥福を祈る
そういう話です。
だから、帝政時代のロシアを強烈に風刺した話 そう思いながら聴くと、音楽も楽しいものになります。
話のあらすじはこういう内容なので、お手元のCDを聴いてみましょう。
曲の感想は、皆さんの感じ方次第で。-
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