新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

クラッシック音楽 友の会

クラッシック音楽 友の会>掲示板

公開 メンバー数:22人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: consolationsさん

    2012年08月27日 20時33分44秒

    icon

    バルトーク:管弦楽のための協奏曲 貧困と病から力を振り絞り作曲

    先日受けた血液検査を聞きに、医院に行ったところ、血沈濃度・何かしら体に炎症が起きていることが判明しました。すぐ休んで、しばらく養生するよう、また大病院で、炎症反応がでている原因の特定をするよう言われましたが、今に始まったわけでもない肥満体系でもあることから、 会社もそうそう休めませんし、ここは体質改善により、まずは肥満を抑制し、それから精密検査を受けようと思いました。

    ーーーーーーーー

    さて、今日は帰宅後、少々体調不良で落ち込みながら、なんとなく(マジックバトンさんのバルトークの記事も影響してか?)バルトークを聴いてみようと思いました。

    第2次世界大戦時、しかもバルトークの故郷 ハンガリーはナチに占領という大変な時期に、アメリカへ亡命することになった59歳のバルトーク。

    コロンビア大学で、民謡の研究で生計をかろうじてたてるという、貧困の真っただ中にいました。

    そうした貧困の中、バルトークは、白血病にも罹患し、不幸のどん底に陥ったともいえます。

    そうした中でも、友人には恵まれていて、指揮者フリッツ・ライナー、またヴァイオリニスト ヨーゼフ・シゲティは、なんとかバルトークの生活を救い出そうと陰ながら援助をしたのです。

    この音楽家二人が、とった行動とは、アメリカの作曲者協会に、バルトークの治療費を持ってもらうよう働きかけました。

    またボストン交響楽団の指揮者であったクーセヴィユキーを「ひそかに」説得して、
    (というのもバルトークは誰かに温情を懸けてもらうとか、同情してもらうとかいう行為を極端に嫌った性格なのでした)

    そこは、事情を知った「男前」のクーセヴィツキーが、入院中のバルトークを見舞い、話を切り出します。
    クーセヴィツキー自らの財団から、作曲の委嘱を申し出、まずは委嘱料の500ドルを渡します。

    バルトークは、「もはやこの体では、作曲は不可能」と最初拒否しましたが、なんとかクーセヴィツキーは、説得に成功しました。

     困窮、病弱で不幸のどん底でも仕事が舞い込むと、生きる張り合いが生まれるものです。
    バルトークも、元気を取り戻し、作曲意欲が高まります。

    時、1943年 約2か月で、この管弦楽のための協奏曲を作曲することが出来ました。

    1年後の1944年、ボストンで、クセヴィツキー指揮、ボストン交響楽団により、初演が行われ、指揮者クーセヴィツキーも四半世紀にでるかでないかの作品とたたえました。
     
     いや結局は、後世に残る大傑作の作品だと誰もが認めるところです。

    この曲では、各種楽器に、きらびやかな名人芸を与えているのが特徴です。


    ジョージ・セル指揮 クリーブランド管弦楽団で聴いています。
    オケの練習にこだわったセルらしい キビキビとした演奏が映えます。

    確かにキビキビしているのですが、私は、セルが作り出す音色というか、音のパレットがどうも、薄いモヤガがかかっているように聴こえます。決して苦手という訳ではないのですが…

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト

    v_green

コメント: 全1件

from: マジックバトンさん

2012年08月29日 00時53分19秒

icon

「Re:バルトーク:管弦楽のための協奏曲 貧困と病から力を振り絞り作曲」
こんばんは。

バルトークの『管弦楽のための協奏曲』はあまり聴いていなかったので、印象が残っていなかったのですが、改めて聴いてみて、『大河ドラマ』のテーマ曲のような印象を受けました。

病床でバルトークはどんな状態で何を考えていたんだろう。
少なくとも、舞踏組曲のような激しさまでは行っていない。

風景なのか、史実なのか。心の中のメロディーなのか。
民俗的な感はあまり受けない。
綺麗な響きで、メカニカルな感さえある。

強奏部が少ないので、結構前半で挫折していたのです。
明石がえり、須磨がえりみたいにならないように・・。

  • サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 1

icon拍手者リスト

v_green