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from: consolationsさん
2012年09月18日 23時03分44秒
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ベートーベン 交響曲第4番 英雄と運命にはさまれてちょっと可哀想
私昔は、人と話をするのが好きで、日常も楽しく暮らしていましたが、体調を28歳の時に崩してから、毎日がこれでもか、というくらいしんどく、電車に乗っているときも途中で、降りて休んだり、この前の週末も映画の予約をしたのに、直前で、体調不良で、いけなかったり、やたら、汗をかきまくったりとはっきり言って元気な人が、うらやましいです。
今では、人と話すのも苦手となり、言葉が出てきません。泣きそうになるくらいつらいです。
でも、まだ健康な部分も残っているので、それを幸せに思って生きています。会社の人たちも皆いい人たちばかりなので、恵まれています。
さて、会社から帰って、風呂に入り汗を流し、洗濯し、こうした後に、ベートーベンを聴くのが日課になっています。
先日、タワーレコードで、ベートーベンの交響曲コーナーを見ていたら、第4番のしかも、こんな録音があったのかと思えるCDがありました。イシュトヴァン・ケルテス指揮 バンベルク交響楽団
海で溺死してこの世を去るケルテスの1960年代の録音でした。
今まで聴いてきたカラヤンやアバドでは、交響曲第4番のかみしめるような良さが全然わかりませんでした。単に見落としていたのだと思います。
それをケルテスの演奏でなら、何回も聴くようになって、これは、交響曲第3番「英雄」と第5番「運命」にはさまれて、見落とされがちな、名曲中の名曲だとクラシック音楽を聴き始めて、20年目にして初めて開眼した感じです。
シューマンが、「二人の北国の巨人にはさまれたギリシア美人のよう」と語ったように、その意味が今、ようやく気付いた次第です。
ベートーベンの交響曲第5番創作のように練りに練って推敲を重ねた完璧な作品というより、ベートーベンから自然に湧き上がってきたメロディを作品にしたようで、書き直しもせず、4か月ほどで創作したという話です。
第3番「英雄」交響曲で、古典美を極めたともいえると私は思います。ハイドンやモーツアルトの形式から脱却し、この交響曲第4番は、ロマン派の足跡がします。特に自然に素直に書かれていることからも、そう感じます。
音楽を単に聴くというのも楽しみですが、読みやすい手引書の本を読んだのも、この名曲に出会えた幸運ともいえます。
「ベートーベンの交響曲」 金聖響氏と玉木正之氏の講談社現代新書を読みながら聴いているのですが、「なるほど、こういうところが聴きどころか」と思いながら、聴いています。
私は第3楽章が特に心に響きます。
本に書いていた内容ですが、といより本を読んで分かったことですが、
アレグロ・ヴィヴァーチェ(活発に速く)と記されている楽章です。
このリズムは「ヘミオラ」のリズムで、古い踊りのリズムからきたものだそうで、3拍子なのに2拍子に聞える不思議なリズムです。
活発でありながら、スピード感も味わえるこの楽章は、なんとも言えない魅力があります。
指揮者にもリズム感、運動神経が要求されるでしょうね。
現代に聴いてもこの不思議なスピード感、長い時代多くの聴き手を魅了してきたのでしょうね。
また、作曲に計算とか恣意的なところがないところがこの曲の一番の魅力ともいえます。
カルロス・クライバーが、交響曲第4番をバイエルン国立管弦楽団を指揮したLPを持っているので、次の週末にでも聴いてみようと思っています。
とにかく、水・木・金と必死こいて、ダメながらももがいて、頑張ります。
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