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from: consolationsさん
2012年09月24日 22時28分30秒
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ フランス風 小宇宙の響き セルジウ・ルカ
昨日は、寝たきりでなく、公園へ散歩に行くというリハビリが功を成し、
今日の会社勤務は体調面で綱渡りながらも、また途中15分ほど外出し、外で深呼吸した効果が出たのか、何とか一日勤務できました。
その際、先輩社員が散歩一呼吸につきあっていただき、心から感謝しています。
同じ◆ブログ村◆で、「mondnacht」というブログを開設している ぺぇたぁさん の記事をずっと読んでいます。とても表現が豊かで、まだお若いのに、造詣が深く楽しく読ましていただいています。
ぺぇたぁさんのバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの記事に触発され、今、ルーマニアのヴァイオリニスト
セルジウ・ルカの演奏を聴いています。
バッハは1714年以降、ヴァイマルから家族と共にケーテンに移り住みます。その地位で、あこがれのカペルマイスター(楽長)の地位を得ます。
それまで従来、教会音楽に向けられていた作曲を、別の器楽の方向に向けられるようになったのです。
(カルヴァン派 改革派の教会では、改革派の詩編の旋律をそのまま歌い、飾って歌うことはなかったからです。)
またバッハにとって幸いなことは、ケーテンの領主レオポルト公がヴァイオラ・ダ・ガンバ奏者でもあった音楽愛好家でもありました。
こうした状況下、レオポルト公に仕えながら、多くの室内楽曲(ブランデンブルグ協奏曲)や
無伴奏器楽(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ)を作曲する機会を得たのです。
現存する自筆譜には、「1720年」と記されています。
このプロイセン財団に現存する自筆譜のタイトルページから今の我々に多くの謎を投げかけてきます。
① それは、自筆譜面の表紙に「第1巻」と記されていることです。
? 昔は「第2巻」?も存在した可能性があったかもしれません。
② また、この「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」は第1番から第6番まで、6曲存在しているのですが、
自筆譜の表紙の一番上には、 6つのソロ と 記せばいいものを、
「6つのソロ ―」とあたかもその後に何かの言葉が続くかのような意味深な 棒線がそえられていること。
興味深いですね。ヴァイオリン一本から、その大きな広がりを表現する小宇宙のような作品集の中でも、
白眉なのが、第2番の5曲目シャコンヌです。変奏曲形式による舞曲から、これほどまでの深い響きを創りだせるでしょうか?
今聴いている、
1943年生まれのセルジウ・ルカによる「シャコンヌ」は、音色が深く・寂しい(さびしい)感じで心に響きます。
同年齢のクレーメル、パールマンのような表舞台に立つことはなかった人生でしたが(67歳で他界)、
ルカは、誰よりも早く古楽演奏に関心を示した演奏家でした。
有名な シギスヴァルト・クイケンに先立つこと4年前の1977年に、ピリオド楽器による録音を残しました。
古楽演奏における反復時の即興的装飾など、独自の視点から分析した様子をうかがい知ることが出来ます。
CDライナーノーツには、ルカによる考察が記されており、その思い入れを、文章でも楽しむことが出来ます。
今日は、ぺぇたぁさんの記事(イザベル・ファウストの演奏について)がきっかけとなって、帰宅後、心からくつろいで、ルカの演奏を聴きながら、書いています。
明日も元気に起きれると良いです。
アクセス数、71万 を超えました。いつもお読みいただきありがとうございます。
うれしくも ぺぇたぁさん という仲間もでき、今後も楽しい記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
コメント: 全2件
from: ぺぇたぁさん
2012年09月26日 20時20分14秒
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「Re:バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ フランス風 小宇宙の響き セルジウ・ルカ」
こんばんは。ぺぇたぁです。
ご紹介までいただいてありがとうございます。
これからよろしくお願いします。
僕はセルジウ・ルカというヴァイオリニストは
知らなかったのですが、
気になってYouTubeを探してChaconneを聴きました。
おっしゃるとおり、深い音色の心に響く演奏でした。
すばらしい音楽に出会えました。
ありがとうございました。
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from: consolationsさん
2012年09月26日 20時51分19秒
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「リヒテルの弾くシューマンの「フーガ」」
ぺぇたぁさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
> 僕はセルジウ・ルカというヴァイオリニストは
> 知らなかったのですが、
私もルカというヴァイオリニストについては、CDを購入するまでまったく知りませんでした。
しかし、知らずに買ってみて愛聴するCDと、話題先行で期待外れのCD音楽はやはりあるものですね。
今シューマンのピアノ曲を聴いています。
それもシューマンが書いた「フーガ」
シューマン「4つのフーガ 作品72」
シューマン45歳の時の作品です。対位法の研究に熱心に取り組んでいた時期の作品です。
シューマン自身当時、心身ともに体調を崩し、それを精神面での不振をそらそう・何かに打ち込まそうと、対位法について 妻クララが、さそった成果が反映されていると言われる曲です。
もし曲だけ聞いたら、シューマンの作曲だとは、ほぼ気づきません。
リヒテルが弾くこのシューマンのピアノ小品集は、「聴いて当たり」
のCDでした。
給料の大半を注ぐCD漁りは、収集の楽しみです。
いい曲に巡り合える時ほど、うれしいときはありませんからね。
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