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  • from: consolationsさん

    2012年10月06日 19時39分10秒

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    ブラームス:計画中の交響曲第5番を ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲に変更

     3連休初日計画では、ある家具の組み立てを予定していましたが、
     まずは、あまりに、濁っていたので、
    「金魚の水槽掃除」に変更し、掃除道具、水質調整剤を買いに朝から、近くのホームセンターへ、行きました。

     帰宅後、1時間かけて、水槽をヘラで磨き、水を全面的に交換し、透明クリアな水質環境を作ってやることが出来ました。

     私の体調の方は、日常生活では不便ないのですが、手先のしびれがひどく、ギター教室の先生に事情を話し、2か月休会させてもらうことにしました。

     とても、各指を繊細に動かせる現状ではないのです。残念。
    医院にも通院していますが、脳と直結する部分らしく、対処療法でビタミン剤を処方される程度です。 
     いつ回復することやら…


    ブラームスの最後の管弦楽曲となった「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調」は、1887年に作曲されました。

    ブラームスは、第4交響曲を完成させたのが、1885年。それから第5交響曲を作曲する予定でしたが、

     当時交流を断っていた、親友ユアヒムと仲直りすることを目的に、
    当初計画の 「交響曲第5番」を、バイオリンとチェロを独奏楽器とした協奏曲に変え、ヨアヒムにアドヴァイスを求めたのでした。

    ヨアヒムと交流を断っていた理由は、ヨアヒムの離婚問題で、ブラームスが夫人側を擁護したためで、芸術的な問題ではなかったので、
     ヨアヒムにとっても、仲直りは希望するところで、

     また、第1楽章の第1主題が ヴィオッティの協奏曲第22番に酷似していますが、ヨアヒムが愛好していた曲でもあったことから、ブラームスが意識して創作、書いたとも伝えられています。。


    ブラームスの音楽の特徴として、ドイツロマン派全盛の立役者でありながら、古典形式にも当然強い憧憬をもち、晩年には、バロック音楽にも回帰していったようにも 思えます。

    ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲も、バロック期のコンチェルト・グロッソに基づいたものですが、バロック期の合奏協奏曲を、ブラームス独自風に復活させようとしたのだと 思います。



    完成は、1887年、クララ・シューマンの自宅で私的な初演が行われました。

     ヴァイオリンはヨアヒム、チェロはハウスマン、ブラームスのピアノ伴奏で行われました。


    クララ・シューマンの日記に
    「この作品は、和解の協奏曲である。ユアヒムとブラームスは数年間の後、打ち解け、語り合うことになった」と書かれています。

     

    ジョージ・セルの指揮、クリーブランド管弦楽団、
    ヴァイオリンは、オイストラフ
    チェロは、ロストロポーヴィッチの演奏で聴いています。


      ブラームスの第5交響曲として、聴く分には、ちょっと無理がありますが、
     土台が、交響曲風でもありながら、バロックの合奏協奏曲を模範としていることから、ロマン派の音楽でありながらも、典雅な響きを聴くことが出来ます。

    特に第3楽章、名曲ですね。

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