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寺子屋 素読ノ会

寺子屋 素読ノ会>掲示板

公開 メンバー数:21人

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  • from: 庵主さん

    2013年09月26日 19時51分28秒

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    チョッパーさま

    いつもコメントありがとうございます。

    古典に対して「構える」必要はないと思います。
    言語の使い方がちがうだけで、人間の心は何万年も変わらないのですから…

    知識やテクノロジーは進化していても、むしろ「心」は退化しているかも
    しれませんね…(汗)

    また、寺子屋でお目にかかれますことを楽しみにしています。

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  • from: チョッパーさん

    2013年09月25日 20時26分21秒

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    皆様、こんばんは。

    次回の「風姿花伝」のご講義は鬼の芸なのですね。
    また参加させていただきたいです。
    お能の鑑賞も予定したいところなのですが
    今年は後半ドタバタしそうな感じです。
    秘かにオーナー様がたまにご講義で演じてくださる
    女や神や老人などを拝見しまして
    お能を鑑賞しているような気分になっております。

    蒲田産経学園のほうでも新講座が催されるのですね。

    今までが古典についてまったく知識がありませんでしたが
    講座を通して新しい世界観と出会えたのが嬉しいです^^
    古典に身構える必要はないみたいですね。
    古典を通して今をより良く生きる知恵にもありがとうと感謝です。

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  • from: 庵主さん

    2013年09月25日 18時59分57秒

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    蒲田産経学園10月期新講座「能の神話と伝説」

    10/9(水)より、秋の新講座「能の神話と伝説 ~天の羽衣・牛の刻参り・西行と景清伝説などのルーツを能にたどる~」がスタートします。

    ☆蒲田産経学園の講座募集チラシ、おすすめ講座に掲載されています。
    http://www.sankeigakuen.co.jp/pamphlet/17/PF_17_20130921132819.pdf

    「西行物語」「羽衣伝説」「安珍清姫伝説」などは、私たちにとって大変なじみ深い物語文学や伝承。それらがどのように能のストーリーに組み込まれ、展開され、演劇作品として命を与えられたのか?原作や元となる言い伝えをたどりながら、実際の能の舞台表現をビデオやDVDで鑑賞、解説していきます。10月から始まる3ヵ月講座。

    ●講座予定
    http://nobunsha.jp/img/kozalist.pdf

    第一回講座は10/9(水)10:30より。
    「西行物語」をテーマとして、中世を代表する漂泊の歌人、西行法師の名歌とその生涯をたどります。風雅そのものの人生は、能にも題材として好んで取り入れられ、「江口」「遊行柳」「西行桜」など、屈指の名曲を生み出しました。

    後世、芭蕉にも影響を与えた、西行の名歌を鑑賞し、名曲能でどのように西行の実像が再現されているか、名人の名舞台映像もあわせてご紹介します。

    第二回 11/13:鉄輪伝説(陰陽道・牛の刻参り伝説)
    第三回 12/11:景清物語(平家物語より)

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  • from: 庵主さん

    2013年09月25日 17時21分07秒

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    9/30(月)寺子屋「風姿花伝」「南方録」

    来週月曜日、9月度寺子屋素読ノ会があります。

    http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

    今回、以下の段落を読み進めます。
    初受講、途中参加も大歓迎ですので、一度ぜひ
    ご体験されてはいかがでしょうか。

    1.風姿花伝 講座
    17:30-19:00
    「風姿花伝」第二物学條々の後半を講読予定。

    上手く演じれば演ずるほど、「面白くなくなる」鬼の芸の秘伝とは。
    大和申楽の得意芸、鬼の芸の本質を解き明かす、世阿弥絶筆「佐渡状」(金春禅竹宛)もあわせて解読します。

    2.南方録 講座
    19:30-21:00
    「南方録」棚の章の最終段落を読みます。
    津田宗及が考案した〔鎖の間〕。その茶の湯とは。
    上の段落に見られるように常に確執関係にあったとされる利休と宗及。
    茶話指月集や山上宗二記の関連逸話にも、二人の茶人のエピソードを参照。戦国茶人の「創意」を浮き彫りにします。

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  • from: 庵主さん

    2013年09月23日 08時12分37秒

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    ≫ 私は氏郷さんに対する激励の意味があったのではないかと夢を膨らませます。
    実は利休さんは氏郷さんが申し出てくるのを内心待っていたのではないかと

    目からウロコのご意見ですね!
    なるほど。主客一心の茶道であれば、確かにそうかもしれません。

    氏郷も、香炉をそのまま師匠に転がしてかえせば、
    なお良かったのかも…(笑)。今の価格で一億円ですが…。

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  • from: チョッパーさん

    2013年09月21日 16時25分07秒

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    皆様、こんにちは。
    少しづつ涼しさが訪れてきそうな気配ですね。

    『茶話指月集』のお話、なかなか真似できるものではございません。
    千鳥の香炉を転がされるとは利休さんならではのお話ですね。

    このお話をどう捉えるか、確かにその人の主観によるところがあるかと思います。

    私は氏郷さんに対する激励の意味があったのではないかと夢を膨らませます。
    実は利休さんは氏郷さんが申し出てくるのを内心待っていたのではないかと。
    だからこそ氏郷さんの要望を汲んだ上で粋な計らいをなされたのではないでしょうか。
    大切なお弟子さんのリクエストにリップサービスを添えて。

    利休さんのサービスって夢がありますよね。
    こちらの思い込みなどを解きほぐしてくれそうです。
    こんな方が傍にいてくださると人生が明るくなるのかもしれません^^

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  • from: 庵主さん

    2013年09月20日 20時59分43秒

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    千鳥の香炉を転がす利休。

    月がきれいな夜です。
    名月にちなむこんな逸話をご紹介しましょう。
    先日、銀座カルチャー講座で、『茶話指月集』を読みました。
    段落骨子は以下。

    さる名月の頃、利休邸にて、細川幽斎・蒲生氏郷を招き茶会が催された。

    茶事は滞りなく進行し、主客満足の体にてはや刻限も過ぎる。
    客が立とうとする時分、氏郷がふと、
    「お師匠様。近頃入手された〔千鳥の香炉〕をぜひ拝見したいものですが」
    と申し出る。
    利休の面色はたちまち険しくなり、勝手に下がったかと思うと、
    千鳥の香炉を手に持ち帰り、灰をざっと捨て、香炉をごろごろ転がして客に見せた。
    声もなく、彫像のごとく固まる氏郷。
    しかし、正客の幽斎はにこりとほほえみ、
    「清見潟の心ですな」
    というと、利休の機嫌も直り、
    「いかにも。仰せのごとく」
    と答え、打って変わったご機嫌の体であったという。

    千鳥の香炉は当時、利休の念願がかなって入手した東山御物の大名物です(連歌師宗祇より値千貫にて譲られたとか)。
    さて、この茶会では、千鳥の香炉はもともと予定になく、通常の仕立てにて万事進行し、主客なごやかに茶会を終ろうとした。
    そこへ予定外の氏郷の所望。
    「今日の茶事も無事終ろうとするのに、今に及んでなにゆえ無粋な横槍を入れるのか。憎きは千鳥なり」
    この時利休の脳裏に浮かんだのが、順徳院の名歌でした。
    清見潟 雲も迷わぬ 浪の上に 月の隈なる 群千鳥かな (順徳院御百首)
    (名所清見潟には一片の雲もなし。その冴え冴えとした波の上にあたかも月の影(雲)のように千鳥の群れが飛び交っていく景色の面白さよ)
    幽斎は当代一の歌人です。瞬時に利休の心を読み取った眼力にはまさに驚くほかありません。

    この逸話と歌については、千鳥を「邪魔者」としたのか、はたまた「風流」として褒め称えたのか、という二種の解釈がある。
    (一点の曇りもない完璧な名品を、侘び数奇はむしろ嫌ったという見地から)(利休の見地はむろん「邪魔者」でしょうが...)
    講座でも、受講者の間でこもごも意見が交わされ、歌の解釈は人それぞれ...とひときわ面白く感じたものでした。

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  • from: 庵主さん

    2013年09月18日 19時04分47秒

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    「形がいびつなもの」は、古田織部からはじまり、茶器としてスタンダードになりました。

    国宝の茶器(大井戸喜左衛門など)も時折、茶会に使用されていますよ。
    あまりに高すぎて保険がかけられないそうですが…。
    実際、冷や冷やものでしょうね(笑)。

    仰るとおり、能面も茶碗も本来「使われる」ために作られたのですからね。

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  • from: チョッパーさん

    2013年09月17日 20時56分41秒

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    こんばんは。

    茶道具のファンは沢山いらっしゃるようですね。
    茶器は形がいびつな物が多いようですが
    なぜか愛着がわきそうなそんな気持ちにさせてくれそうです。
    不思議なものですね。

    ただ国宝の茶器となると滅多に遣われないことが多いのではと
    至らぬ心配をしてしまいます。
    茶器の立場で考えると遣ってもらえるほうが嬉しいのではないかと
    私個人は思ってしまうのですが。

    素人の意見で申し訳ありません。
    お時間がありましたら一度は鑑賞しておきたいですね^^

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  • from: 庵主さん

    2013年09月17日 10時04分51秒

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    数奇者秋の陣。三井・五島・根津美術館

    9月より年末にかけて、三井記念美術館・五島美術館・根津美術館にて、順次茶道具名品を堪能する、特別企画展示が開催されます。

    1. 特別展 国宝「卯花墻」と桃山の名陶 ―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―
     三井記念美術館 2013/9/10~11/24
    http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

    2.光悦 ―桃山の古典(クラシック)―
     五島美術館 2013/10/26~12/1
    http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/next.html

    3. 特別展 井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ
    根津美術館 2013/11/2/~12/15
    http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

    志野茶碗の国宝「卯花墻」をはじめ、織部菊文茶碗、瀬戸黒茶碗小原女、織部亀甲縞文水指などの名品が一堂に会する三井美術館の特別展。
    茶陶・書・漆器など、本阿弥光悦の美の全貌に迫る五島美術館。
    さらに今回、大徳寺孤篷庵から出品される井戸茶碗の最高峰、国宝大井戸茶碗 喜左衛門を筆頭に井戸の名作を揃える、根津美術館の特別展。

    茶道具ファンのみならず、すべての美術愛好家にとって「日本の美」「真の品格」を身近に体感する、めったにない好企画展となりました。
    なお今回、上の各展は「三館合同キャンペーン 茶陶三昧三館めぐり」として互いに連携。
    チケットの半券を呈示すれば、他の2館が割引にて鑑賞できます。
    また3館の企画展すべてを鑑賞した方には、次回展示の無料チケットが提供されるスペシャルな特典も。

    信長・秀吉・家康の心を躍らせ、利休・織部・遠州が手にして唸った極めつけの名品を一度に拝観できるとてもよい企画展示となりました。
    秋の美しい一日、日本橋、表参道、二子玉川近辺を散策しながら、ゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

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