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  • from: 庵主さん

    2009年12月05日 22時36分32秒

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    寺子屋Cクラス「五輪書」講読会のご案内


    寺子屋素読ノ会では、Cクラスにて宮本武蔵「五輪書」(毎月第四月曜 17:30-19:00)を講読しています。
    今回はその講座内容を過去のテキストよりご案内いたします。

    ●宮本武蔵

    みやもと むさし 天正12年(1584年)? - 正保2年(1645年)5月19日。江戸時代初期の剣豪。兵法者であり、また書画工芸等でも優れた作品を残す。
    二刀を用いることで有名な二天一流兵法の祖。水墨画家・工芸家としても知られる。実父は不明だが、義父である十手の兵法者・新免無二〔しんめん・むに〕の家を継いだ。すなわち名字は新免または宮本、通称は武蔵、本姓は藤原、諱は玄信である。号は二天、また二天道楽。著書『五輪書』の中では新免武蔵守 藤原玄信を名乗っている。幼名の辨助(べんのすけ)は史料では確認されていない。
    自筆とみなされている有馬直純宛書状・長岡佐渡守宛書状には「宮本武蔵玄信」と記し、長岡佐渡守宛書状には「二天」の号も書いている。熊本市弓削の墓碑は「新免武蔵居士」、養子伊織が武蔵死後9年目に建てた『新免武蔵玄信二天居士碑』(小倉碑文)には「播州赤松末流新免武蔵玄信二天居士」とある。武蔵死後71年目の『本朝武芸小伝』(1716年)で「政名」なる名が紹介された。これを引用した系図や伝記、武蔵供養塔が広く紹介されたことから諱を「政名」とする武蔵の小説、紹介書が多数あるが、二天一流門弟や小倉宮本家の史料に、この「政名」は用いられていない。逆に史的信頼性が完全に否定された武蔵系図等で積極的に用いられていることから「政名」なる諱を否定する意見もある。

    京都の兵法家吉岡一門との戦いや巌流島(山口県下関市)での試合が、小説、時代劇映画、テレビドラマ(時代劇ドラマ)等の題材になり有名。著書である『五輪書』は、現代も人生哲学書として、あるいは経営、スポーツなどの指導書としても読まれ、日本のみならず翻訳されて世界各地で愛読され影響を与え続けている。国の重要文化財に指定された『鵜図』『枯木鳴鵙図』『紅梅鳩図』他にも『正面達磨図』『盧葉達磨図』『盧雁図屏風』『野馬図』など優れた水墨画・鞍・木刀などの工芸品が現在に伝わっている。

    ■武蔵関係史料

    【小倉碑文】(新免武蔵玄信二天居士碑)承応3年(1654) 宮本伊織貞次立石
    【江海風帆草】 宝永元年(1704)序 吉田重昌・勝野清中・宮本重利編
    【播磨鑑稿本】 享保4年(1719)〜宝暦12年(1762)平野庸脩養甫編著
    【兵法大祖武州玄信公伝来】(丹治峯均筆記所収) 享保12年(1727) 立花専太夫峯均著
    【吉田家伝録】 享保18年(1733) 吉田式部治年編著
    【兵法二天一流相傳記】 寛保2年(1742) 志方半兵衛之経著
    【武公伝】 18世紀後期 橋津彦兵衛正脩著 豊田景英改訂増補
    【二天記】 安永5年(1776)宇野惟貞序 豊田専右衛門景英著
    【宮本武蔵】 明治42年(1909) 宮本武蔵遺蹟顕彰会編 池邊義象著  等


    ●五輪書

    『五輪書』(ごりんのしょ)は、宮本武蔵の著した唯一の兵法書であり、日本兵法史上代表的な著作である。晩年の武蔵が細川忠利の求めに応じて、己の兵法の真髄をまとめたもので、寛永20年(1643年)から死の直前の正保2年(1645年)にかけて、熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆したとされる。
    自筆本である原本は焼失したと伝えられる。写本は細川家本(右画像)を始め、楠家旧蔵本・九州大学本・丸岡家本・狩野文庫本、底本不明の『劍道祕要』収録本などがある。自筆本が現存せず写本間での相違も多いことや、武蔵の時代よりも後の価値観に基づく記述が多いこと、さらに同時代の文献に武蔵が五輪書を書いたと傍証できるものがないことなどから、武蔵の死後に弟子が創作したという説もある。

    書名の由来は密教の五輪(五大)より。これになぞらえて「地・水・火・風・空」の五巻に分ける。

    ●各巻の概要

    ・地の巻
    自らの流を二天一流と名付けたこと、己の生涯、兵法の概略などが書かれている。「まっすぐな道を地に固める」ということになぞらえて、「地の巻」としている。
    ・水の巻
    二天一流での心の持ち方、太刀の持ち方や構えなど、剣と兵法の実技・実践が書かれている。二天一流の「水」を手本とする剣さばき、体さばきを例えて「水の巻」とする。
    ・火の巻
    戦いについて書かれている。個人対個人も、集団対集団の戦いも同じであるとし、戦いの心構えなどが書かれる。戦いを火の勢いに見立て「火の巻」としている。
    ・風の巻
    他の流派について書いている。「風」というのは、昔風、今風、それぞれの家風などのこととしている。
    ・空の巻
    兵法の本質、万里一空の境地、「空」について書く。

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