新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

寺子屋 素読ノ会

寺子屋 素読ノ会>掲示板

公開 メンバー数:21人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: 庵主さん

    2010年11月19日 21時09分16秒

    icon

    茶人列伝 第一回「村田珠光」

    侘び茶の湯創成期、足利義政東山文化の室町時代後期から、利休登場により「茶の湯黄金期」を迎えた安土桃山・戦国時代、そして「へうげもの」織部、「きれい寂び」遠州の江戸初期まで。歴史に名を遺す、歴代名茶人のエピソードとプロフィールを各時代の茶書からひろい、紹介していきましょう。


    1.村田珠光

     比道(このみち)、第一わろき事は、心のがまむがしやう也。こふ者をばそねみ、初心の者をば見下す事、一段勿体無き事共也。こふしやにはちかづきて一言をもなげき、又、初心の物をばいかにも育つべき事也。比道の一大事は、和漢のさかいをまぎらかす事、肝要肝要、ようじんあるべき事也。
     又、当時、ひえかるると申て、初心の人躰(じんてい)がびぜん物、しがらき物などをもちて、人もゆるさぬたけくらむ事、言語道断也。かるると云事は、よき道具をもち、其(その)あぢわひをよくしりて、心の下地によりてたけくらみて、後までひへやせてこそ面白くあるべき也。
     又、さはあれ共、一向かなわぬ人躰(じんてい)は、道具にはからかふべからず候也。いか様のてとり風情にても、なげく所、肝要にて候。ただがまんがしやうがわろき事にて候。又は、がまんなくてもならぬ道也。銘道にいわく、

      心の師とはなれ、心を師とせざれ

     と古人もいわれし也。

    (古市播磨法師あて『珠光心の文』)

    訳文・解説↓
    http://bit.ly/9ZQ6hJ


    ■村田珠光(むらたしゅこう)

    室町中期の茶人。応永30年(1423)〜文亀2年(1502)。奈良御門の村田杢市検校の子。幼名は茂吉。もとは奈良称名寺の僧。のち一休宗純に参禅。印可として「圜悟の墨跡」を与えられる。禅院での茶の湯に点茶の本意を会得したといわれ、侘び茶を創始して茶道の開祖となった。
    (古市播磨→珠光心の文に資料あり)

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件