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寺子屋 素読ノ会

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  • from: 庵主さん

    2011年02月11日 10時37分43秒

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    寺子屋、3月より再スタート!

    施設工事のため年末よりお休みしていた「寺子屋素読ノ会」。3月より全教室再開いたします。
    20代から70代まで、古典と日本文化を愛する老若男女のみなさまが楽しく古典名著を大きな声で読みすすめています。もちろん庵主もその中に紛れて毎回学びの新発見!この機会にぜひ新橋教室をのぞいてみませんか。わきあいあいとした少数交流の学びの場。
    寺子屋素読ノ会
    http://bit.ly/alUNRw

    ●次回寺子屋予定

    3/7(月) 17:30-19:00 Aクラス「葉隠」
    次回講読箇所は、岩波テキスト(上)P.54の七五より。「大雨の感」、「学問は危うきものなり」など、葉隠の名言を学びます。孔子のいう「中庸」、仏教の「中道」から武士として何を大切にするのか…(八三)。他7〜8篇の予定。

    3/7(月) 19:30-21:00 Bクラス「風姿花伝」
    次回講読箇所は、岩波テキストP.80の「花修第六 花修に云」より。父観阿弥急死により弱冠にして観世座を引き継がねばならなかった世阿弥。世阿弥は亡父の等身大の教えが息づくこの部分を、朝昼晩全身全霊をかけ頭と体に叩き込んだのでしょう。「第六花修」は、実践的な能の作劇方法・演技の秘伝があますところなく伝えられる章段です。「良い能、悪い能とは?」「舞台が成功する時、失敗する時」など、陰陽五行思想をバックボーンとしながら、精緻な舞台理論が展開されます。

    3/28(月) 17:30-19:00 Cクラス「山上宗二記」
    次回講読箇所は、岩波テキストP.16の「珠光一紙目録 大壷の次第」より。東山以来天下の三名物とされた大壷「松島・三日月・象潟」の由来と名人の目利きが伝えられます。宗二記成立の天正十六年当時、本能寺の変により、上2つの壷はこの世にはない。以降、どの壷が数奇の眼目となっていったのか。また、三好実休、宗三や銭屋宗訥、誉田屋宗宅ら当時の数奇大名・大商人入り乱れて名壷を奪い合った足跡がたどれます。

    3/28(月) 19:30-21:00 Dクラス「南方録」
    次回講読箇所は、岩波テキストP.214の「滅後」冒頭より。いよいよクライマックス。利休賜死の真相を他の茶書・史書もひきながら探っていきましょう。まず「滅後」の冒頭では著者南坊が、茶道修業の真意を師利休に問う部分からはじまります。利休は自分の死後、「茶の湯はますます繁盛。老いも若きも茶の湯に狂い、二畳敷がやがて二十畳敷となって、茶の正道はついに断絶するであろう」と予言するのです。はたしてその心やいかに。

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