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from: 庵主さん
2013年03月24日 22時02分37秒
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武野紹鴎の名言
枯木かとをもへば、ちやつと花を咲様に面白き茶湯なり。
~武野紹鴎『紹鴎及池永宗作茶書』
今回は千利休の師、武野紹鴎の遺文、『紹鴎及池永宗作茶書』をご紹介しましょう。
さてこの名句、「枯木かとをもへば、ちやつと花を咲様に面白き茶湯なり」は、千利休の最初の師、北向道陳を評した武野紹鴎のことば。『紹鴎及池永宗作茶書』より、まずは原文と現代語訳をどうぞ。
〔原文〕
一 常翁※の座敷は此分なり。茶湯座敷は定る法なし。座敷の内さへ囲むかはすには、よりはなと或は勝手の内などは吾すきにすへしと、惣別、拵へ様は可随宜也。又、六畳敷もゆるりとしてよしと云。道陳※六畳敷なり。常翁と茶湯の法眷なり。徹翁※派下に参して八十余則を挙す。真実の茶湯者也。是は枯木かとをもへばちやつと花を咲様に面白き茶湯なり。茶湯の面白きと云は教の外※にあり。然りと雖も、あてのなきは面白きといふへからずと云々。
※常翁 武野紹鴎の当て字。
※徹翁 大徳寺第一世、徹翁義亨(てつおうぎこう)。大徳寺開山、宗峰妙超の法嗣。徹翁派とは大徳寺派のこと。
※教の外 達磨四聖句の一、「教外別伝」。真の悟りは言葉や教えの外にある、という禅の根本教義。
※道陳 北向道陳。1504-1562。姓荒木。堺の茶人。利休の最初の師であり、道陳の紹介により利休は武野紹鴎にも師事することとなった。能阿弥-空海の書院台子の茶の流れを汲む名人。「道陳、宗易は禅法を眼とす」(『山上宗二記』)、「利休に紹鴎と道陳数奇を古織尋ねられ候、碁ならば一もく道陳つよく候はんよし」(上田宗箇へ古田織部伝文)などと伝えられるように、禅をもととした茶道精神の発展に多大な貢献をしたと考えられる。
(『茶道古典全集 第三巻』淡交社 昭和35年11月 「紹鴎遺文」西堀一三)
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