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from: 庵主さん
2016年11月20日 19時13分37秒
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11/23「能の秘密を解き明かす」自由が丘産経学園
11/23(水・祝)、自由が丘産経学園にて、能の鑑賞講座があります。
◆「能の秘密を解き明かす」
~能を支えるワキ・子方・狂言・囃子の魅力~
第二回 ツレ・トモ
https://www.sankeigakuen.co.jp/contents/course_detail.asp?SC=16&CCD=1060103
10:30~12:00
講師 水野聡(能文社)
今期は能を支える各役にフォーカスを当ててご紹介。
第二回目は、シテ以外のシテ方役者が演じる〔ツレ・トモ〕などと
呼ばれる助演者の演技について学んでいきます。
ツレは「連」と書き、基本的にシテに寄り添って物語進行を
彩り、うながす役どころ。
トモは「供」と書き、家来や従者役です。
舞台に登場するワキとアイ(間狂言)以外のその他の役は、
すべてシテ方の役者が担当し、シテの演技を引き立て、
からんで、能の物語世界に奥行きと広がりをもたせる大事なものなのです。
決して、テレビのエキストラのような「その他大勢」ではなく、
曲によってはツレの力量によって、舞台の出来が左右されてしまうもの。
シテとほとんど同じいでたちで登場する〈松風〉〈熊野〉は、
単なる助演ではなく、場面の大事な転換、山をつくる難しい役。
また、もはやツレではなく、ほとんどシテと同位の「両シテ」ものでは、
演技の力量が同等でなくては成立しえない演目もあります。
〈二人静〉〈小袖曽我〉などが、そんな曲。
また、一人ではなく複数、時に数人から十人近くのツレが大勢
登場してシテと一緒に舞台狭しと大活躍する能もあるのです。
〈安宅〉〈紅葉狩(鬼揃え)〉〈船弁慶〉などが、そんな曲。
ツレが活躍する能は、ドラマティックでダイナミック。
はじめて能を見る方でも、十分その面白さを感じることのできる
とても「楽しい」能の演目なのです。
当講座では、そんな演目のご案内と、見所・鑑賞ポイントを
映像も使いながら、やさしく、くわしくご紹介したいと思います。-
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