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from: 庵主さん
2017年01月10日 21時40分20秒
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1/13寺子屋素読の会「新春の学び初め」
1月13日(金)今年最初の寺子屋素読の会が開講されます。
各クラスとも昨年11月~12月に新規スタートしたばかりの新しいコースです。
今期、新しいお仲間も増えました。
年の初め、フレッシュな気持ちで「学び初め」にぜひご参加ください。
◆寺子屋素読ノ会 ご案内
http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf
講座概要:
主宰/水野聡(能文社代表、古典翻訳家)
場所/生涯学習センター ばるーん(新橋駅徒歩2分)
日程/毎月第2金曜日 (各クラスの時間は下記参照)
参加費/各クラス一回 ¥1500
Aクラス「葉隠」
毎月第2金曜 10:00-11:30
使用テキスト「葉隠(上)」 岩波文庫)
今回は聞書第一の一〇より読み進めます。一二の逸話では、著者(葉隠話者)山本常朝と主君鍋島光茂の主従の縁を「和歌」が結んだ奇跡の物語をご紹介します。また、一四では「他人の短所を直させるためのアドバイス」を武士道の観点から読解。今日の人間関係にもそのまま通用する、深慮にみちた武士ならではの智慧を学びます。
(原文)一四 人に意見をして疵を直すと云ふは大切の事、大慈悲、御奉公の第一にて候。意見の仕様、大いに骨を折ることなり。人の上の善悪を見出すは安きことなり......
Bクラス「申楽談儀」
毎月第2金曜 13:00-14:30
使用テキスト「世阿弥 申楽談儀」岩波文庫
今回申楽談儀は、(序.当道の先達)の「観阿(観阿弥)」「世子(世阿弥)」から読み進めましょう。
観阿弥は「大男」であったこと、曲舞のリズムを猿楽に取り入れ音楽面の改革を行ったこと、結崎座(観世座)の得意芸の鬼は、大きく影のようにゆらりと舞う芸であったこと......など、能の創成期と創作者自身の実話がいきいきと語られます。
「世子」では、今日の名作能である〈砧〉(世阿弥作)があまりに芸位が高すぎるため、後世も受け入れられまい、と世阿弥は悲観していたという逸話を読解。また世阿弥の謡いぶりは、父観阿弥の「唇で軽々と謡う」声法を移した、など当時の演能の現場が明らかにたどれる、とても興味深いエピソードに触れてみたいと思います。
Cクラス「南方録」
毎月第2金曜 15:00-16:30
使用テキスト「南方録」岩波文庫
南方録は覚書の六「下駄は達人のもの、雪駄は常人のもの」、七「侘び座敷の花の決まり」、一〇「夏と冬、利休の教える茶の湯の極意」、一一「暁の茶はおおよそには成りがたし」などの段落を講読予定。寺子屋ミニ講座「茶の湯の数寄とは」も別資料をご用意して実施しましょう。-
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