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投資での日本未来図

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公開 メンバー数:2人

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  • from: トトロンさん

    2011年04月22日 08時07分08秒

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    △ 4/26 FOMC

    (@_@) 

    「2、3週間前は、FRBは向こう6カ月間に緩和的な金融政策の解除に動くとの見方が市場では大勢を占めていた」とし「今はこうした見通しは、2012年第1・四半期、もしくは第2・四半期に先延ばしにされている」と述べた。

     FRBは今回のFOMCでも、6000億ドルの国債買い入れプログラムを最後まで実施するとの立場をあらためて強調する見通し。焦点になっているのは、FRBがモーゲージ担保証券(MBS)償還資金の国債への再投資を継続するかどうかで、市場関係者はこの点に関するFRBの動向に神経を尖らせている。

     また市場関係者は、FRBが保有する1兆3750億ドルの国債の売却を開始するタイミングについても、手がかりを得ようとしている。


    米金融・債券市場=国債利回り低下、FOMC控え
    2011年 04月 22日 05:14

    [ニューヨーク 21日 ロイター] 21日の米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。26─27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が他のFOMCメンバーよりハト派的な発言をするとの見通しが広がっていることが背景。

     米フィラデルフィア地区連銀が発表した4月の製造業業況指数は前月から大幅に低下したこと、また労働省が発表した新規失業保険週間申請件数が高止まりしたことを受け、国債価格は朝方の取引から上昇していた。

     指標10年債US10YT=RR利回りは3.40%と、前日終盤の3.41%から若干低下。

    同利回りは4月11日は3.60%近辺で推移していた。

     ノバスコシア銀行の国債トレーディング部門を統括するチャールズ・コミスキー氏は「2、3週間前は、FRBは向こう6カ月間に緩和的な金融政策の解除に動くとの見方が市場では大勢を占めていた」とし「今はこうした見通しは、2012年第1・四半期、もしくは第2・四半期に先延ばしにされている」と述べた。

     FRBは今回のFOMCでも、6000億ドルの国債買い入れプログラムを最後まで実施するとの立場をあらためて強調する見通し。焦点になっているのは、FRBがモーゲージ担保証券(MBS)償還資金の国債への再投資を継続するかどうかで、市場関係者はこの点に関するFRBの動向に神経を尖らせている。

     また市場関係者は、FRBが保有する1兆3750億ドルの国債の売却を開始するタイミングについても、手がかりを得ようとしている。

     バークレイズ・キャピタルのエコノミスト、マイケル・ガペン氏は「今回のFOMCの目玉は償還資金の再投資に関する方針と見ている」とし「FOMCメンバーは、6月末時点のバランスシート規模を維持することにより、消極的な金融引き締めを回避するものとわれわれは考えている」と述べた。


     来週は総額990億ドルの2年債、5年債、10年債の入札が予定されているため、短期債、および中期債のボラティリティーが高まる可能性がある。ノバスコシア銀行のコミスキー氏は、金利動向を敏感に反映する2年債の入札が、他と比べて厳しくなる可能性があるとしている。

     2年債US2YT=RR利回りは前日比ほぼ横ばいの0.67%と、約1カ月ぶりの低水準で推移した。4月7日につけた0.85%から下げている。

     この日は復活祭を前に、国債市場は短縮取引となった。

     

     Tボンド先物6月限3USM1は1/32高の121─1/32。

     Tノート先物6月限3TYM1は2.50/32高の119─31.50/32。

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コメント: 全4件

from: トトロンさん

2011年04月28日 08時46分58秒

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「Re:△ 4/26 FOMC」

(@_@) サプライズなし?だったね

米FRB議長が初の定例会見:識者はこうみる
2011年 04月 28日 07:40

[ワシントン/ニューヨーク 27日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は27日、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、初の定例会見を行った。市場関係者のコメントは以下の通り。

●有意義な背景を提供

 <パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エルエリアン最高経営責任者(CEO)>

 バーナンキFRB議長は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が示した経済見通しや判断、政策スタンスに関し、有意義かつ参考となる背景を提供している。

 幾分ためらいがちになったり、ある種の問題に関し直接的に回答せずにかわす場面も見られたが、難しい質問に対しうまく対処していると考える。

●サプライズなし、バランス取れた内容

 <コロンビア・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、デビッド・ジョイ氏>

 やや学者のようなトーンだった。

 バーナンキ「教授」の会見は「A」の評価だ。議長は教育と率直さ、不透明な環境での政策決定の限界のバランスをうまく取ったと思う。それだけでなく、楽観的なトーンで会見を終えた。

 FRBの立場や考え方についてサプライズはなかった。不適切な発言やつまずきもなかった。有能さと(市場との)近さを示したことで、議長はFRBにとって有益な役割を果たした。

●コミュニケーション強化の点では高得点

 <三菱東京UFJ銀行のチーフ・フィナンシャルエコノミスト、クリス・ラプキー氏>

 バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長会見の評価は、市場とのコミュニケーションを強化し、連邦公開市場委員会(FOMC)の焦点から外れた批判的な声をかわす取り組みという点ではAプラスといえる。われわれは、FRBの焦点は何かを知る必要があり、会見はそれを明確にした。

 ただ、総合点としてはAマイナスだ。QE2(量的緩和第2弾)の根本的な理由付けが無くなったとみられるなか、個人的には、現在の低金利が恒久的なものではないことをFRBとして認める、何らかの発言を期待していた。

●証券償還によるバランスシート縮小への言及は興味深い

 <ディシジョン・エコノミクス、マネジング・ディレクター兼シニアエコノミスト、ケリー・リーヘイ氏>

 バーナンキ米FRB議長の記者会見では、興味深い発言が2つほどみられた。

 まず、量的緩和プログラムの継続を望んでいることを示唆しつつも、インフレ上昇を踏まえ、(同プログラム継続に伴う)トレードオフ(見返り)はさほど魅力的ではないとの見方を示した。 

 そのうえで、引き締めプロセスの第一歩が、保有証券の償還に伴うバランスシートの受動的な縮小になるとの見方を示した。この発言は政策運営の観点からより重要だ。ただ、6月末時点になった段階で、当初はバランスシートを安定的に維持することになるだろう。

 会見の出来栄えについては、「Aマイナス」を下回ることはないだろう。

●証券償還によるバランスシート縮小への言及は興味深い

 <ディシジョン・エコノミクス、マネジング・ディレクター兼シニアエコノミスト、ケリー・リーヘイ氏>

 バーナンキ米FRB議長の記者会見では、興味深い発言が2つほどみられた。

 まず、量的緩和プログラムの継続を望んでいることを示唆しつつも、インフレ上昇を踏まえ、(同プログラム継続に伴う)トレードオフ(見返り)はさほど魅力的ではないとの見方を示した。 

 そのうえで、引き締めプロセスの第一歩が、保有証券の償還に伴うバランスシートの受動的な縮小になるとの見方を示した。この発言は政策運営の観点からより重要だ。ただ、6月末時点になった段階で、当初はバランスシートを安定的に維持することになるだろう。

 会見の出来栄えについては、「Aマイナス」を下回ることはないだろう。

●長期失業の説明は物足りなさ

 <ウェルズ・ファーゴ証券のチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏>

 評価は「Aマイナス」。

 広範囲なテーマを扱うという点では非常に良かった。多くの問題は複雑化しており、考えられる展開の機微を説明しようとする姿勢がみられた。「Aマイナス」と評価したのは、バーナンキ議長が長期の失業について、もっと上手く説明できたはずだからだ。エコノミストの大半は、失業率が高いのは循環的な問題でなく構造的問題が原因と認識している。経済ではなく、職業訓練や教育面の取り組みが必要だ。バーナンキ議長は、長期失業率に関してはもっと強く話すべきだった。

 FRBは2本柱のマンデート(責務)を負っているのに対し、ECBのマンデートはインフレ(抑制)のみ。したがって、トリシェ(ECB総裁)とバーナンキ議長を比較するのは難しい。

 総括すると、波乱はなかった。(会見に出席した)記者も、理性的な人が何人かいて、その人たちがあらかじめ質問者を選んでいた感じがある。記者が名前と所属(会社名)を名乗ったのはよかった。

●特に新しいことに言及せず、金の上昇材料に

 <TDバンク・フィナンシャル・グループのバイスプレジデント兼商品・金利調査戦略部門ディレクターのバート・メレク氏>

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は挑発的になることを望んでいなかったし、そうではなかったと思う。FRBの2つの任務に関してメッセージをうまく伝えた。声明の一部について私は支持するかどうか分からないが、議長が政策を維持し、少なくとも当面はハト派的なスタンスを保つというメッセージを伝えたのは事実だ。

 特に新しいことには言及しておらず、これを受け、金相場は最高値を更新した。

 声明にタカ派的な表現が含まれる可能性があるという見方があったが、そのような表現は見当たらなかった。このため、金が上昇したとみられる。

●QE3の可能性は消えた

 <ドゥワイト・アセット・マネジメントのチーフ経済ストラテジスト、ジェーン・キャロン氏>

 バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の初の定例会見は、出席者の多いイベントだったが、それほど有意義ではなかった。むしろ自分が考えていることの確認といった感じだった。

 例えば、QE3(量的緩和第3弾)の可能性は低い。議長は景気支援もしくは失業率押し下げに向けた一段の取り組みは、マイナスの結果を招く可能性があると指摘した。そのためQE3の可能性は消えた。

 議長はいかなる引き締めも急いではいないが、自身をいつでも引き締めに向かわせるリスクについては示した、というのが私の全般的な印象だ。

 またQE2終了後も、再投資を継続するのは明らかだ。

 議長(の対応)は「A」に値する。ただ、友好的な質問が多かったことには感心した。議長が詰問される場面はほとんどなかった。

●必要なのは言葉より実践

 <マーク・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)、アクセル・マーク氏>

 バーナンキ米FRB議長は「物価安定の維持」という宿題があるにもかかわらず、ドル下落とインフレをあおるという誤った課題に取り組んでいる。

 FRB当局者が少し喋ると市場が反応するというのは安直な政策だ。だからこそ議長は「透明性」を求めたのだろう。残念ながら実践してこそ言葉は生きる。市場をなだめるために議長は発言したのだろうが、健全な金融政策を支持する実践が求められる。

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from: トトロンさん

2011年04月26日 08時14分50秒

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「Re:△ 4/26 FOMC」

(@_@) 


 アナリストは、27日に発表されるFOMC声明について、6000億ドルの国債買い入れプログラムを予定通り6月末に終えることが示唆される一方、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を「長期間にわたり(extended period)」ゼロ近辺に据え置く方針が確認されるとの予想が大勢だと指摘している。

 ムーディーズ・アナリティクスのマクロ経済部門ディレクター、ガス・ファウチャー氏は「バーナンキFRB議長は、QE2(量的緩和第2弾)の6月終了に向け、全ては順当に進んでいるとの見方を示すと思われる。ただ、FF金利(の誘導目標水準)は、年内いっぱいゼロ近辺で据え置かれるだろう」と話した。

 アナリストの大半は、FRBによる追加国債買い入れに対するコミットはないと予想しているが、6月以降も保有資産の償還資金を再投資することでバランスシートの規模を維持し、間接的な金融引き締めを回避するとみている。今週のFOMCでは、保有資産の償還資金に関して協議される公算が大きいとみられる。


UPDATE1: 米金融・債券市場=国債価格が上昇、米政策金利年内据え置き観測で
2011年 04月 26日 06:55

[ニューヨーク 25日 ロイター] 25日の米金融・債券市場では、国債価格が上昇。連邦準備理事会(FRB)が年内は政策金利をゼロ近辺に据え置くとの観測が広がった。

 IFRマーケッツによると、この日の国債出来高は年初来の最低水準となった。

 社債の発行を控え、ディーラーによるヘッジ絡みの国債買いが入ったことも債券相場を支援。指標債利回りをほぼ1カ月ぶり低水準付近に抑える要因となった。

 FRBはこの日実施した国債買い入れで、72億4000万ドルの中期債を買い入れた。

  BNPパリバの金利ストラテジスト、Suvrat Prakash氏は「薄商いのなか、小規模のまばらな買いが入った。向こう数週間、社債市場である程度の発行が予定されている」と語った。

 IFRによると、今週は最低でも100億―150億ドルの高格付け社債の発行が行われる見通しとなっている。

 今週は、国債市場でも総額990億ドルの入札が予定されている。26日には350億ドルの2年債入札、27日には350億ドルの5年債入札、28日には290億ドルの7年債入札が行われる。

 WI取引(発行前取引)ベースでみた新発2年債US2YTWI=TWEBの予想利回りは0.68%で、3月に実施された入札の最高利回りである0.789%を下回っている。

 指標10年債US10YT=RRは9/32高、利回りは3.36%。前営業日の21日から3ベーシスポイント(bp)低下した。

 2年債US2YT=RRは1/32高。利回りは0.64%。前営業日から2bp低下した。


 投資家は、26日から2日間の日程で行われる連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目している。

 アナリストは、27日に発表されるFOMC声明について、6000億ドルの国債買い入れプログラムを予定通り6月末に終えることが示唆される一方、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を「長期間にわたり(extended period)」ゼロ近辺に据え置く方針が確認されるとの予想が大勢だと指摘している。

 ムーディーズ・アナリティクスのマクロ経済部門ディレクター、ガス・ファウチャー氏は「バーナンキFRB議長は、QE2(量的緩和第2弾)の6月終了に向け、全ては順当に進んでいるとの見方を示すと思われる。ただ、FF金利(の誘導目標水準)は、年内いっぱいゼロ近辺で据え置かれるだろう」と話した。

 アナリストの大半は、FRBによる追加国債買い入れに対するコミットはないと予想しているが、6月以降も保有資産の償還資金を再投資することでバランスシートの規模を維持し、間接的な金融引き締めを回避するとみている。今週のFOMCでは、保有資産の償還資金に関して協議される公算が大きいとみられる。


 Tボンド先物6月限3USM1は15/32高の121─16/32。

 Tノート先物6月限3TYM1は11/32高の120─10.50/32。


 <ドル・スワップスプレッド>

 

LAST Change

U.S. 2-year dollar swap spread 17.75 (unch)
U.S. 3-year dollar swap spread 23.25 (+0.25)
U.S. 5-year dollar swap spread 19.25 (+0.25)
U.S. 10-year dollar swap spread 7.75 (unch)
U.S. 30-year dollar swap spread -22.50 (+0.25)

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from: トトロンさん

2011年04月25日 08時28分36秒

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「Re:△ 4/26 FOMC」

(@_@) 

長期金利1.2%割れ試す展開、日銀決定会合での追加緩和見送られる公算=今週の円債市場
2011年 04月 25日 06:57

[東京 25日 ロイター] 今週の円債市場では、長期金利の代表的な指標となる10年最長期国債利回りは1.2%割れを試す展開が想定されている。4月中ごろまでは震災からの復興に向けた1次補正に絡む財源への思惑もあり、投資家は慎重姿勢となっていたが、1次補正の国会での早期成立が確実となったことで、期初に買い遅れた分を取り戻す動きが活発化する見通し。28日に開かれる日銀金融政策決定会合での追加緩和策は見送られる公算が大きい。


 国債先物6月限の予想レンジは139.50円─140.20円。

 10年物最長期国債利回りの予想レンジは1.240%─1.170%。


 好需給にある5年債や10年債といった中長期ゾーンは強地合いが続くとみられている。投資家動向について「復興財源に関する不透明感が強かったが、財政リスクに対する過度な懸念が後退しつつあり、グローバルな景気見通しが低下する中で債券を買わなくてはいけないというセンチメントが出やすい」(JPモルガン証券・山脇貴史チーフ債券ストラテジスト)との指摘がある。もっとも、大型連休を前に投資家も一方向にポジションを傾け難く、各ゾーンの利回りが過去数カ月間のレンジの下限に来ているため、金利の水準感からもみあう場面も増えるとの見方が多い。


 財務省は26日に2年利付国債(2兆6000億円、2013年5月15日償還)の入札を実施する予定。入札に関して「0.2%クーポンであれば、コアの投資家となる銀行勢中心に需要が集まり、波乱なく無難に通過する見込み」(外資系証券)との指摘があった。


 日銀金融政策決定会合が28日に開かれる。同日発表される「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」の内容が焦点。景気について「復興需要で早期には回復しないとの慎重な見方がある中で、日銀が2012年度にかけて景気が持ち直すシナリオを描けるのかが注目される」(三菱UFJモルガンスタンレー証券・長谷川治美シニア債券ストラテジスト)との声が聞かれた。物価見通しに関しては、2011年度のコア消費者物価指数(CPI)は上方修正するとみられている。物価見通しの円債相場への影響については「震災の影響で食料品価格などが値上がりしたり、あるいは国際商品市況が上昇すれば、企業や家計の実質所得を押し下げることになるため、景気に悪影響を及ぼす。したがって、日銀が物価の見通しを引き上げても円債の売り材料にはつながり難い」(長谷川氏)との指摘がある。

 金融政策は、被災地の金融機関向けの資金供給に関する適格担保要件の緩和などの決定にとどまるとみられている。市場では「基本的に基金拡大などの追加緩和策は見送られる方向とみている。ただ、世界経済の不確実性が高まっている中で、急激な為替変動などが起きた場合は追加緩和策が検討される可能性は否定できない」(国内証券)との声が聞かれた。


 26─27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が他のFOMCメンバーよりハト派的な発言をするとの見通しが広がっている。FOMCについて「量的緩和第2弾(QE2)を6月末で終了することはマーケットコンセンサス。ただ、終了後、すぐに利上げやバランスシートを縮小させるタカ派スタンスが出る公算は小さい。米国景気は、失業率の高さなど自律回復にはまだ時間がかかる可能性が高く、コメントはハト派的になる」(同国内証券)との見方が出ている。


  (ロイターニュース 伊藤 武文)

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from: トトロンさん

2011年04月24日 20時15分41秒

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「Re:△ 4/26 FOMC」
(@_@) 

ドル指数が最低水準接近、「最弱レース」で円に猛追
2011年 04月 22日 13:16

[東京 22日 ロイター] ドル指数が最低水準を視野に入れてきた。利上げモードが続く欧州に対し、米国は財政悪化などで金融緩和が思ったよりも長引きそうだとみられ始めてきたためだ。通貨の「最弱レース」において、同じく金融緩和継続が予想されている円にドルが猛追しているという。

 休場の海外市場が多く薄商いであり、日本の輸出株も下げ渋っているが、為替の振れが大きくなる可能性もあるとして警戒されている。 

  <米金融緩和の継続観測強まる> 

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は海外市場で一時73.735まで下落し、2008年8月以来の低水準となった。アナリストからは08年3月につけた過去最低の70.698が視野に入ったとの声も出てきた。  

 その背景は米国の金融緩和が予想よりも長引きそうだとの見方が強まってきたためだ。財政赤字拡大による連邦債務上限の引き上げにスポットが当たるなか、一部の投資家は、ホワイトハウスと議会が大幅な歳出削減や増税を伴う財政赤字削減で合意すれば、ぜい弱な米景気回復に悪影響が及ぶと懸念し始めている。「そうなれば米連邦準備理事会(FRB)は、低金利維持を余儀なくされる。バーナンキ議長はじめトップ3はみなハト派であり、緩和維持は難しくないだろう」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの柴田秀樹氏)という。

 米量的緩和第2弾(QE2)は6月で終了するにしても、その後、MBSなどをロールさせるなどして、膨らませたバランスシート(B/S)を維持する可能性があるとみられている。

 一方、欧州は利上げモードが続いている。債務問題では欧州も米国同様に不安定だが、20日に実施されたスペイン国債入札が底堅い結果となったことで不安がいったん後退した。ギリシャ、ポルトガル、アイルランドの3国のCDSスプレッドは依然ワイドだが、スペインは比較的落ち着いており、米国の財政問題や金融緩和に市場の視線が集まりやすくなっている。

 世界最大の債券運用会社、米パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のエルエリアン共同最高投資責任者(CIO)は「世界の他の地域で問題がない限り、米国の現在の財政・金融スタンスは今後も、ドルへの圧力となり続ける」と述べている。  

 もちろん、欧州や多額のドルの外貨準備を抱える中国からもドル安への懸念が表明されている。しかし、貿易赤字問題を背景に、米国内では議会を中心にドル安を問題視する空気はなく、米連邦準備理事会(FRB)もドル安の背景である緩和政策について、対外配慮による修正はしにくいという。住友信託銀行マーケット・ストラテジストの瀬良礼子氏は「米貿易赤字問題の本質は対中赤字。いくらドル安にしても、人民元の切り上げがなければ対中赤字問題は解決しない。しかし、米国はドル安で対処しようとしている」と指摘する。 

 22日午前のドル/円は81円後半でのもみあい。海外市場でつけた3週間ぶり安値(81.61円)を意識しながらレンジの下値でもみあった。幅広いドル売り地合いは続いているが、きょうはグッド・フライデーにあたり、アジア勢を含めた海外勢の参加が乏しいことから値動きは限られた。 

  <海外勢は休日で薄商い> 

 市場では、震災による国内経済への影響に配慮して日銀は金融緩和を継続する可能性が大きいとみられている。これまでは金融引き締めの距離感の違いから、欧米に対し日本は大きく出遅れていたが、ここにきて米金融緩和継続の思惑から「ドルが円を猛追してきた」(前出の東海東京調査センターの柴田氏)という。現在の円高進行はこれまでの円売りポジションの調整によるドル安・円高という面が大きいとみられているが、きょうは海外市場がグッド・フライデーなどで休場であり、薄商いのなかでの振れが警戒されている。  

 午前の日経平均は反落。円高警戒で輸出株がさえないが、薄商いで海外勢の売りも乏しく下げ渋った。午前の東証1部売買代金は4109億円と今年最低水準のペースだ。「海外勢が休場で商いが薄く、売りもそれほど出ていないため下げ渋っている。決算発表の反応も反対売買の1日だけで続かない。円高というよりもドル安だが、薄商いであり、振れへの警戒感はある」(SMBCフレンド証券・シニアストラテジストの松野利彦氏)という。

 みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「海外勢の休暇入りに加え、週末でもあり積極的に買い上がる投資家は少ない。直近2日間の上昇が薄商いの中のショートカバー中心であり、実体を伴っていなかっただけに利益確定売りが出ても不思議ではないだろう。インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)、アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の決算で米国市場もいったん好材料出尽くしとなる。目先は様子見気分の強い相場展開となりそうだ」と述べている。 

  <円債市場では、期初・ゴールデンウィーク前の買いニーズ> 

 一方、円債市場ではすでにゴールデンウィークを見据えた動きが出ている。休み前の買いニーズなどから需給は良好で、前日の米債市場が買われた流れもあって、午前の国債先物は続伸。円高/株安も追い風となり、短期筋のショートカバーが入った。

 現物債も強含みで、ゴールデンウィーク前に、債券を積んでキャリーを取ろうとする動きが強まり、長期金利は1.210%と3月25日以来約1カ月ぶりの低水準となった。市場では「現物債は25日が月内受け渡しの最終売買日となるが、4月は慎重ムードからスタートしたので、予算を消化していないという声もある。計画対比で遅れている可能性があり、そうした買いが相場を支えているのではないか」(国内証券)との声が出ていた。もっとも、1.2%近辺の水準には警戒感も強く、地域金融機関の益出し売りも入っている。

 5年債利回りも前日比1ベーシスポイント低い0.485%と3週間ぶりの低水準となった。「5年はあまりキャリーを取れないが、10年は買いづらいという向きもある。キャッシュに置いておくよりはいいという判断もあるのではないか」(パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部長、松川忠氏)との声が聞かれた。イールドカーブはフラットニング。

 円債市場をめぐっては、期初・ゴールデンウィーク前の買いニーズに加え、5月12日の10年物国債入札まで長期・超長期ゾーンの供給がないことから(流動性供給入札除く)、需給が引き締まりやすい状況にある。市場では先行きについて「売りが少ない中で、じわじわと金利低下が進んでいる。しばらくこの流れが続くのではないか」(国内証券)との見方が多い。 

 (ロイターニュース 伊賀大記;編集 宮崎亜巳)

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