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from: トトロンさん
2011年08月13日 13時40分47秒
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■ウオール街 ボーナス30%減
(@_@) ・・・また雇用が悪化する・・・
米ウォール街トレーダーの年末ボーナス、最大30%減少-米調査会社
8月12日(ブルームバーグ):米ウォール街の金融機関は、債券と株式部門の従業員の年末ボーナスを前年比で最大30%削減する見通しだ。報酬コンサルティング会社の米ジョンソン・アソシエーツが指摘した。
同社が電子メールで配布したリポートによると、ボーナスは債券とトレーディング部門で20-30%減と、5月時点で予想した10-15%増からマイナスになる見通し。上級幹部の賞与は恐らく前年比変わらずから30%減になるという。
今回の予想は「景気回復の弱さ」や規制、「世界のマーケットの不透明感」を反映した結果と説明している。icon拍手者リスト
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from: トトロンさん
2011年12月15日 22時55分26秒
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「Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
(@_@) ・・・白旗・・・あたしは強い〜〜^^
ウォール街も戸惑うボラティリティの高止まり、ヘッジファンドも白旗
12月15日
(ブルームバーグ):デューク・ブキャン(ザ・サード)氏の10億ドル(約780億円)規模のヘッジファンドは今年3月までの10年間のリターンが米国株を46%上回っていた。この間には1930年代以来の相場急落もあった。
そして、8月の世界株大暴落がやってきた。世界の株価は9営業日で2008年の金融危機以来最悪の下落を記録。4日にわたり、ダウ工業株30種平均は400ドル超の乱高下を繰り返した。これは過去最長だ。この間、日中の値動きの幅の平均は1-7月の平均の2倍だった。ブキャン氏は先週白旗を揚げ、ハンター・グローバル・インベスターズの顧客にこのファンド会社を閉鎖すると伝えた。
ブキャン氏(48)は8日の投資家宛て書簡で、「市場は各企業の業績見通しよりも欧州から出てくる最新ニュースに振り回されているようだ」と説明。「われわれは、その結果としてのボラティリティにうまく対応できなかった」と認めた。
株式市場では記録的なボラティリティの高さが収まる気配を見せず、大幅な価格変動から過去に利益を上げたトレーダーらも苦戦している。ヘッジファンドの今年の成績は過去2番目に悪くなる見込みで、やり手運用者ジョン・ポールソン氏も長引く欧州ソブリン債危機や米景気回復をめぐる懸念から打撃を受けた。ウォール街の大手銀行もトレーディングと投資銀行業務で2008年の金融危機の最中以来で最悪の四半期に見舞われた。
メリルリンチの債券トレーディング部門幹部だったジェフリー・クロンタール氏は、これほどのボラティリティがこれほど長期間続くのはトレーダーとしての33年間で見たことがないと話す。KLSダイバーシファイド・アセット・マネジメントの共同運用者の同氏は「ボラティリティはある程度はウォール街の友だが、これほどのものは困る」と述べた。
記事に関する記者への問い合わせ先:Saijel Kishan in New York at Skishaんh n@bloomberg.net;Jeff Kearns in New York at jkearns3@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Christian Baumgaertel at cbaumgaertel@bloomberg.net;Nick Baker at nbaker7@bloomberg.net
更新日時: 2011/12/15 20:53 JST
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from: トトロンさん
2011年10月14日 10時10分57秒
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「Re:Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
>> 詐欺は長続きできない
(@_@) ・・・あたしがいいことを教えてあげると^^
「詐欺は同じ人にはやらない」が鉄則
市場で毎日のトレード相手を騙しても
いつかは騙せなくなる
んで・新興国なんかにいったんだろーけど
そっちも終わりだねー
証券会社なにに「企業成長」がお金になる・
「お金からお金は生まれない」の証明だねん
(お金からお金を生むのは強盗だけだよん)
米JPモルガンの第3四半期は減益、投資銀行部門が不振
2011年 10月 14日 01:34
[13日 ロイター] 米JPモルガン・チェース(JPM)(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)が13日発表した第3・四半期決算は、純利益が43億ドル(1株当たり1.02ドル)と、前年同期の44億ドル(同1.01ドル)から減少した。投資銀行部門の手数料収入の減少が響いた。
一方、相場変動による債務の市場価格調整に伴い、19億ドルの税引き前利益を計上したことが、業績を一部押し上げた。同利益を除いたベースでは約25%の減益となる。この調整は債務が米国債よりも軟調となった場合に適用される。
収入は244億ドル。
トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想は、1株利益が0.91ドル、収入が234億ドルだった。実績と予想が比較可能かどうかは不明。
株価は午前中盤の取引で6%近く下落した。
今回のJPモルガンの決算は、第3・四半期の決算発表としては米主要銀行中で初めて。株安など市場の混乱で企業による証券発行や合併・買収(M&A)活動が抑制され、投資銀行収入を直撃する格好となった。
SNLフィナンシャルの銀行アナリスト、ナンシー・ブッシュ氏は「JPモルガンの基調トレンドはかなり抑制されており、こうした状況は同業のゴールドマン・サックス(GS: 株価, 企業情報, レポート)やモルガン・スタンレー(MS: 株価, 企業情報, レポート)も変わらないと思われる」と述べた。
投資銀行部門の手数料収入は前年同期比31%減の10億ドル。株と債券のトレーディング収益は、会計上の調整による押し上げ効果を除き、14%減となった。
投資銀行部門が低調だったにもかかわらず、JPモルガンは第3・四半期中に、同四半期の純利益を超える44億ドルの自社株買いを行った。これにより、希薄化後の発行済み株式数は約3%減少した。
これに関連して、ダイモン最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「JPモルガンは非常に潤沢な資金を有している」と述べた。
ポイント・ビュー・ウエルス・マネジメントの首席投資ストラテジスト、デビッド・ディーツェ氏は、JPモルガンの自社株買いについて「自信の度合いを示している。JPモルガンは資金難に直面していない」と述べた。
第3・四半期の融資の伸びは1%。ダイモンCEOはこれについて、経済にとりプラスになるとしている。
ただ、株式・債券・社債市場の世界的な低迷を受け大手金融機関が人員削減を進めるなか、JPモルガンも投資銀行部門で1000人の削減を行う。
トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト調査によると、金融業界全体の第3・四半期収益は前年同期比約1%増にとどまると予想されている。
他の米大手金融機関、モルガン・スタンレー(MS: 株価, 企業情報, レポート)とゴールドマン・サックス(GS: 株価, 企業情報, レポート)は来週、第3・四半期決算を発表する。
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from: トトロンさん
2011年10月12日 08時36分58秒
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「Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
(@_@) ・・・給与平均を下げて雇用を確保するという
常識の話はどこにいったんだろーねん
^^ 詐欺は長続きできない
ウォール街のボーナス2年連続減少へ、雇用も削減-NY会計検査院
10月11日(ブルームバーグ):ウォール街のボーナスは2年連続で減少する見込みだ。また、景気が減速する中で、2012年末までに1万人近い雇用喪失も予想される。ニューヨーク州のディナポリ会計検査院長の11日の報告書が示した。
報告によれば、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の会員企業の今年1-3月(第1四半期)の利益は93億ドル(約7100億円)と、市が通年に予想していた200億ドルのほぼ半分に達したが、その後の急減速で通年の利益は180億ドルにとどまる見込み。
ディナポリ院長は「証券業界は2011年に力強いスタートを切ったが、7-12月(下期)については見通しが大幅に冷え込んだ」とし、「現時点では急激な利益減少と継続的な雇用喪失、ボーナスの前年比減少が見込まれる」と指摘した。
証券業界は10年1月から11年4月までに雇用を9900人増やしたが、今年8月までの間に4100人が削減され、12年末までにさらに1万人近い職が失われると見積もられている。同業界で1人分の雇用が創出あるいは削減されると、ニューヨーク州と市の他業界で3人分の雇用変動要因になるという。
報告によるとまた、証券業界の10年の平均給与は16.1%増の36万1330ドルで、民間部門平均の5.5倍。支払われた全賃金の23.5%を同業界が占め、雇用者数では5.3%に相当した。
市と州の財政を直撃
ディナポリ院長によると、ウォール街は2011会計年度の市の税収の7%を生み出した。リセッション(景気後退)前は13%だったという。また、市の8人に1人、州では13人に1人がウォール街に関連した職に就いているという。
証券業界のボーナスと雇用の減少は州と市の税収に悪影響を及ぼすと同院長は指摘した。報告では「現在の弱さに照らし、今会計年度の税収は市と州の目標を下回り、来年度はさらに大きく減少する可能性がある」としている。
記事に関する記者への問い合わせ先:Freeman Klopott in Albany, New York at
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Mark Tannenbaum at mtannen@bloomberg.net
更新日時: 2011/10/12 00:52 JST
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from: トトロンさん
2011年08月13日 14時13分23秒
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「Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
(@_@) ・・・
米国の陰謀なのか あらかじめ仕組まれていた世界同時株安
2011年08月09日10時00分
提供:ゲンダイネット
<暴落の真の理由がほかに…>
同時株安が世界を襲っている。4日のNYダウは512ドルの暴落で史上9番目の下げ幅を記録した。5日の東京市場は前日比359円安の9299円と約4カ月半ぶりの安値。韓国、上海(中国)、シンガポールなどアジア市場も軒並み急落した。大暴落はなぜ起きたのか。背景には米国の陰謀が横たわっている。
大暴落の引き金について、株式アナリストの櫻井英明氏はこう言う。
「欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が『ユーロ圏の景気下ブレ』を口にしたのがきっかけといわれています。ただユーロ圏の景気悪化は今に始まったことではないし、市場はとっくに織り込み済みです。そうなると、暴落の本当の理由は見えない。何か不透明な要素があるのではないか。市場関係者は疑心暗鬼に陥っています」
有力説がある。米国の思惑が大きく絡んでいるというのだ。
「来年の大統領選を控え、巨額赤字を抱えたままのオバマ政権が、QE3(量的金融緩和)を発動しやすくするためにマーケットを動かし暴落をつくり出したという見方です。減速が強まる米国の景気回復にはドルを新たに刷りまくるQE3が必要不可欠です。しかし、タイミングを間違えると『本当に必要なのか』と世界中から非難されてしまう。そこで株安を演出し、仕方なく発動させるシナリオを描いているともっぱらなのです」(証券アナリスト)
同時株安は綿密に計算された「米国の陰謀」なのか――。
FRBがQE3に踏み切れば、その資金で上限が引き上げられたばかりの米国債を買い取ることもできる。しかもドルの流通量が増大するのだからドル安(円高)傾向は長引く。輸出に力を入れる米国には好都合で、日本経済にとっては最悪の展開だ。
経済評論家の黒岩泰氏が言う。
「FRBのバーナンキ議長がQE3をにおわすのは、8月9日のFOMC(政策金利を決定する会合)か、26日のシンポジウムになるでしょう。そのタイミングで株価はきっちり反発します」
株価急騰も仕組まれていることになるが、米国のシナリオが思惑通りに進んでいるとは限らない。不気味な観測が一部に流れている。
「大手ファンドの経営破綻が近づいていて、これが暴落の真の理由ではないかというのです。本来、株が暴落すると金(ゴールド)価格は上昇します。ところが金は下落した。資金難に陥ったファンドが金を売っている可能性があります」(市場関係者)
そうなれば米国の陰謀シナリオは狂う。コントロール不能の世界金融危機に突入しかねない。
(日刊ゲンダイ2011年8月6日掲載)
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from: トトロンさん
2011年08月13日 13時58分30秒
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「Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
(@_@) ・・・減らして増やす???
クレディ・スイス:日本株業務を強化-年内に調査銘柄3割拡大へ(1)
8月11日(ブルームバーグ):クレディ・スイスは日本で株式業務を強化する。年内に調査対象とする日本の企業を約3割拡大し、国内で営業する外資系証券と互角に戦える体制を整える。カバー対象の拡大に向け、アナリストらの採用にも着手している。
クレディ・スイス証券は12月末までに調査する企業を現在の227社から285社に増やす計画。5月に株式調査部長に就任したティム・シャナハー氏がブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。自動車部品、インターネット、医療機器、食品、精密機器、トイレタリー、小売専門店などで追加する。
クレディ・Sからはこの1年間でエクイティ関連のアナリストら少なくとも4人が競合他社へ流出。またインスティテューショナル・インベスター誌による2011年の日本株調査ランキングでは8位と前年より1つ順位を落とした。ただ同社は日本には株価が割安ながら、成長性を秘めた優良企業が多いとみて、大きな収益機会を見いだしている。
シャナハー氏(47)は、「クレディ・スイスが実際に描いている絵は業務の縮小ではなく、日本でのポジションを再構築することだ」と述べた。また「東京でトップ5の外国証券と競合するには一定のサイズをもたなければならない」とし、人員採用やカバレッジ拡大を通じバンク・オブ・アメリカやUBSなどと伍していきたい考えを示した。
クレディSは7月、従業員の約4%にあたる約2000人を削減する計画を明らかにしたばかりだ。
銀行アナリスト募集中
クレディSでは先月、簡野邦彦氏が精密機器担当アナリスト兼株式リサーチ部共同部長としてBNPパリバに移籍。日本株のストラテジーなどを担当していた丸山俊氏も同様に流出した。その他の調査担当者でも退社などの動きがある。
こうした中で、クレディSでは現在、7月に退社した伊奈伸一氏の後任の銀行担当アナリストを採用しようとしている。株式ストラテジストとインターネット・アナリストは、すでに起用済みで近く公表する見通しだ。
インスティテューショナル誌による今年の日本株調査ランキングでは、バンク・オブ・アメリカが昨年の11位から首位に急浮上した。クレディSは全体で8位、海外勢では6位でUBS、シティグループ、モルガン・スタンレーMUFG証券やドイツ銀行の後につけている。
シャナハー氏は00年にクレディSに入社。英ケンブリッジ大学で国際関係学の修士号を取得している。同氏は「あなたがスポーツの試合に出場する時、決して負けたいなどとは思わないでしょう」と述べ、13年までに同ランキングで外国証券中3位になる目標を語った。自身はトライアスロンの選手で、大会にも出場しているという。
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from: トトロンさん
2012年06月05日 08時34分18秒
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「Re:■ウオール街 ボーナス30%減」
(@_@) ・・・日本もくだらない「自分勝手仲間意識」じゃない
ものをみせてほしいものだん
(生活保護での吉本芸人の反論?は見苦しすぎる)
Zac Brown Band performs "Chicken Fried"
http://www.youtube.com/watch?v=b26wu3Ms34M
シティグループを恐れなかった女性、勇気で手にした24億円
6月5日(ブルームバーグ):シェリー・ハント氏は、まさか自分がウォール街の銀行の上級管理職に就くとは思っていなかった。ミシガン州の片田舎で、父親に釣りを、母親にきのこ狩りを教わりながら育った。音楽はマーティ・ロビンスやバック・オーウェンスのカントリーミュージックが好きで、何事も神のおぼしめしだと信じている。
16歳で結婚し、大学には行かなかった。17歳で子供が生まれた後、働くことが必要になった。1975年に友人の助けで、アラスカ州の小さな銀行で住宅ローンの手続きを処理する仕事を見つけた。その後の30年間で、元カントリーガールはインディアナ、ミネソタ、ミズーリ各州を移動しながら、住宅金融業界で出世の階段を上っていった。ブルームバーグ・マーケッツ誌7月号が報じた。
休日に夫のジョナサンさんと釣りに行かない日は、「ワイルド・ウエスト」ショーで愛馬コディーを乗り回す。時には、「アニーよ銃を取れ」のアニー・オークリーの衣装を着てライフルを撃って見せる。夫妻はミネソタ州ワイルド・ウエスト・ソサイエティのメンバーとして、19世紀の西部開拓時代を見せるショーに出演していた。
ハント氏(55)は人々が家を買うのを助ける住宅ローンの仕事が好きだった。同氏は2004年11月に、住宅ローン部門のバイスプレジデントとして米銀シティグループに入行。素晴らしい転職のように思われた。住宅市場はブームに沸き、当時米国6位の銀行だったシティは住宅ローン市場の3.5%を握っていた。ハント氏はミズーリ州の大都市セントルイスから45分ほどのオファロンにあるシティモーゲージの広い本社で住宅ローンのアンダーライターという職務の65人を監督した。
ローン査定
同氏のチームの仕事はシティグループを詐欺や投資の失敗から守ることだった。同氏は同僚と共に、シティが外部のブローカーや金融業者から買い取ろうとする住宅ローン債権を査定、シティの基準を満たしているかどうかをチェックした。きちんとした署名入りの書類と借り手の所得証明、現実的な物件評価が求められていた。
シティはこれらのローンを投資家に販売したり、政府の住宅ローン保証の対象として承認したりする時に、それらローンの信用の質を保証する。
住宅ローンを裏付けとした証券の需要は極めて強く、シティは処理が追いつかないほどだった。シティの承認のスタンプは、借り手が返済に行き詰まった場合シティが肩代わりすることを意味した。
オファロンの住宅ローン加工工場の組み立てラインでハント氏は、のちに破裂して世界を揺るがす住宅ローンバブルを膨らます仕事に携わった。この工場の機械は全てのローンをきちんと査定するのが無理なほどのスピードで動いていたと、ハント氏は振り返った。
幹部の隠蔽
06年になるとシティは細工した税申告書やいんちきな査定、署名のない文書などの不備のある住宅ローンを外部から買い取りつつあった。このような問題を発見するのがハント氏の仕事だったし、同氏は実際に発見し、定期的に上司に報告していた。
しかし幹部は金融危機前とその最中ばかりでなく危機後も同氏が発見した不備を隠し続け、12年に入るまでそれが続いていたとハント氏は語った。
シティが450億ドル(約3兆5300億円)の公的資金注入を受けてから2年以上たった11年3月、オファロンで融資の信用の質の管理責任者を務めていたジェフリー・ポーキングホーン氏は会議の後、ハント氏と同僚に会議室に残るよう求めた。
会合は短く、緊張したものだったとハント氏は振り返る。問題ありに分類されるローンの数を減らさなければならないとポーキングホーン氏は告げ、そうしなければ解雇されるとほのめかした。何を求められているかは明白だったが、ハント氏は従うつもりは毛頭なかったという。
「そんな気はない」
「不正直な人間に求められていたのは、報告を変更して実際よりも良いように見せかけることだった。そんなことをする気はなかった」と同氏は語った。
代わりに同氏はシティを相手取って訴訟を起こして、勝訴した。ポーキングホーン氏との会談の5カ月後の11年8月にハント氏はシティをマンハッタンの連邦裁判所に訴えた。住宅ローン部門が組織ぐるみで米国の規制に違反していると暴露した。
翌年の1月には米司法省が同氏と共に原告に加わった。シティは公の場でも法廷でもハント氏の主張について争わず、12年2月15日に1億5830万ドルを政府に支払うことで和解した。
シティは連邦住宅局(FHA)の規則の下で条件を満たさないローンを政府保証対象として承認したことを認めた。検察は刑事訴追の可能性を残している。
純粋な神話
米金融安定化プログラム(TARP)を管轄する特別監察官を務めたニール・バロフスキ氏は、シティが12年に入るまで悪い慣行を続けていたのは、大手銀行が信用危機からの教訓を学んでいないことを示すものだと指摘。「この件は、救済された銀行が金融危機後には神を恐れることを知り、悔い改めたという考えが純粋な神話に過ぎないことを示している」と語った。
雇用主を内部告発した報奨金として、ハント氏はシティが政府に支払った和解金のうち3100万ドル(約24億3000万円)を得た。
ハント氏は自分の勝利が他の人々が立ち上がるきっかけになればいいと話す。「真実を話しても大丈夫だと知ってほしい。私にできたことは誰にもできる。身近なところから誤りを正していくのが、社会を正す道だ」と同氏は語った。
報奨金を受け取った夫妻はミズーリ州の家を教会に寄付してもっと暖かい土地に引っ越すことを決めた。夫のジョナサンさんがタブレット端末で「ザック・ブラウン・バンド」の音楽ビデオを流しながら口ずさむ。永遠のバケーションを夢みる歌だ。「世界中で唯一の心配事は潮が満ちて水が僕の椅子まで来ることだけ」という歌詞に、妻のシェリーさんが歓声を上げた。
原題:Woman Who Couldn’t Be Intimidated by Citigroup Wins $31Million(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Bob Ivry bivry@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jonathan Neumann jneumann2@bloomberg.net
更新日時: 2012/06/05 07:33 JST
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