新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

投資での日本未来図

投資での日本未来図>掲示板

公開 メンバー数:2人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

from: トトロンさん

2012年08月26日 11時04分28秒

icon

□ ジャクソン・ホール

J@_@・・・あたし的にはもうトレードは決まっているhttp://senrigan-market.at.webry.info/201208/artic


J@_@ ・・・あたし的には

       もうトレードは決まっている



http://senrigan-market.at.webry.info/201208/article_19.html

来週はジャクソンホール、QE3を示唆した場合と見送る場合・・・
<< 作成日時 : 2012/08/25 20:23


みなさん、こんばんは!
為替千里眼、今週も1週間お疲れ様でした。
今週は特に大きな材料がなく、欧州サイドでも政治的な目新しい動きは見られなかった1週間ではありましたが、先週まで急激に値を伸ばしていたドル円はFOMC議事録のハト派的内容を受け一気に失速、反面ユーロやポンドが堅調に推移するも、リスク通貨となるオージーやカナダが低調となるなど、全般的にドル売り一色だったとも言い切れず、難しい判断を強いられた1週間ではありました。テクニカル面でも、一時雲入りを果たしたドル円は、わずか3日足らずで再び雲下限割れ、ユーロドルについては、欧州問題に対する懸念後退および期待感の高まりを背景に一気に雲上限まで到達するも、好転には至っておらず、その判断は来週動向に持ち越しとなっております。来週は8月最終週、さらに9月初の重要イベント週を目前に控え、月末要因や重要イベント前のポジション調整等もフローとしては考えられることから、また一段とマーケットの難易度は高まりそうな雰囲気で、単にドル売りだとかドル買いだとか、リスク志向の高まりから円売りだとか、そういう判断にはなりにくいのではないかと思われます。


さて、足許の課題となっているFedのQE3やECBの国債買取りについてですが、FedのQE3に関しましては、今週公表されたFOMC議事録において、現時点では追加緩和が必要と判断しているものの、8/1の前回会合時点では多くのメンバーが時間軸政策強化を支持していたこと、前回のFOMC開催後の米指標および金融市場環境の改善を踏まえると、9月12-13日のFOMCで追加資産購入が決定される可能性はやや低く、追加緩和策としてあるとすれば何らかのかたちでの時間軸政策強化となる可能性が高いのではないかと思われます。今回の議事録では、時間軸強化が「多数の支持」、QE3については「多数が支持」しているものの「一部」の参加者が米国債とエージェンシーMBS市場の取引状況に与える影響を懸念しており、先日も更新記事でご紹介しましたように、今年投票権を持つハト派のロックハート総裁ですら「QE3は米経済に対して強力なプラス効果を生むものの決して万能薬ではない」との見方を示しており、QE3決定の可能性がないとは言い切れませんが、まだまだハードルは高そうな雰囲気です。

CFTC IMM positions(August 21, 2012)
JPY:Long43,584  Short32,413
EUR:Long45,986  Short169,918
GBP:Long45,984  Short38,151
CAD:Long76,008  Short25,141
CHF:Long 5,921  Short21,583
AUD:Long127,500 Short40,618
NZD:Long19,835  Short 3,463
※先週データはこちら

ご覧のとおり、先週対比では大幅にリスクポジションが拡大しており、円ロングは前週比で-1.2万毎、ユーロショートも約0.9万枚減少、ポンドロングも+2.0枚程度も増加しており、値動きに添った形での水準となっております。オージーそのものは値動きこそ低調でありましたが、ロングそのものは3.0万枚近く増加しており、この辺に少々違和感を感じる部分ではありますが、全体的な基調はリスクセンチメントの改善を背景としたリスクオンのモードとなっており、その持続性を占ううえでは来週動向は非常に重要な1週間になると思われます。足許のマクロについては米サイドも特段大幅に悪化したものはなく、ユーロサイドも懸念されたPMI指数を無難にこなすことができましたので、特にマクロ面での懸念は増大しておらず、引続きイタリアやスペイン問題を背景とした危機対策の進捗が課題となっている模様です。

US10Y Treasury Note



これまで、欧州債務危機の後退およびECBの国債買取り期待感を背景に、急激に安全資産に対する需要が後退、イタリアやスペイン債のラリーが続くなか、米債利回りは急激に上昇、テクニカル面でのレジスト1.68%を越えてからは一気に上昇、一時1.80%付近まで上昇、FOMC議事録のハト派的な結果を受けて相当ラリーいたしましたが、全般的には堅調さを保っている状況であります。来週は短期ゾーンとなる2,5,7年債入札を控えており、現状のリスクオンムードのなかでは低調な応札に留まることが懸念されますが、その他ベージュブックによる足許の景況判断、そして31日のバーナンキ議長によるジャクソンホールでの講演における景況判断、さらにQE3に関するFedの見解など、債券市場にとっては多彩な変動要因が控えている状況でありますので、利回りの上下によるドル円の変動にも留意が必要な1週間となりそうです。

▼書籍「一目均衡表の研究」プレゼント(4000円相当)!!


さて、来週の最大の焦点は、やはりバーナンキ議長によるジャクソンホールでの講演内容になってくると思われます。上述のとおり、Fedメンバーの多くは明らかにハト派寄りに傾倒してきているのは事実で、昨晩のバーナンキ議長は「金融情勢を緩和し、景気回復を強化するためにFedは追加措置を実施する余地がある」との見解を示したようですが、9月のFOMCにおいてQE3が決定されるかどうか、それによりマーケットがどのように反応するのか、問いう点については非常に不透明ではあります。9月のFOMCでは最新のスタッフ経済予測が公表されますが、8月のFOMC以降、何気に足許のマクロは回復基調にあり、特にFedが重視している労働市場および住宅関連指標は軒並み良好な結果となっております。もちろん、一時的なマクロの好転だけをもって判断を下す訳ではありませんが、バークレイズでは、現時点で入手可能な基礎統計に基づく4-6月期実質GDPは、前期比年率+1.8%と現行の実績値の同+1.5%を上回っていると予想しており、周知のとおり株式市場の軒並み堅調といった感じです。

今回のFOMC議事録では、メンバーの多くがハト派寄りに傾倒していたことを背景にドル売りが急激に台頭いたしましたが、ではジャクソンホールでの講演でバーナンキ議長が追加緩和を示唆した場合、および示唆しなかった場合の市場反応というのが一番の焦点となるとかと思います。これをECBに代替すると、追加緩和を示唆した方が安定化期待を背景にユーロ高に傾斜しそうですが、今回Fedがハト派寄りに傾斜していたことでドル売りになったものの、オージーやカナダなどでは然程ドル売りに至らなかったことを踏まえると、市場全体でリスク許容が拡大したとは言い切れず、今回の講演でもQE3開始を示唆する場合には部分的にドル売り、QE3開始を見送った場合はドル部分的に買いになるというところかもしれません。この辺は蓋を開けてみないと何とも言えないところではありますが、7月雇用統計(8月初発表の)は良好な結果であったこと、住宅関連指標の概ね改善を続けていること、欧州債務懸念が緩和しつつあることなどを踏まえ、失業率を押し下げるには十分なペースとは言えないものの、先のFOMC議事録同様「今後入手する経済指標と金融市場環境を注意深く監視する」程度の認識に留めておく可能性があります。

引続きFedの課題は「追加緩和の便益は費用を上回るのか」という部分で、先のロックハート総裁も「QE3実施を検討するための費用対効果分析がまだ終わっていない」と述べておりますので、9月FOMCにおけるQE3の可能性は、現時点では5分5分と考えておいた方が良いかもしれません。

icon拍手者リスト

from: トトロンさん

2012年08月29日 10時39分07秒

icon

「Re:□ ジャクソン・ホール」

J@_@ ・・・整理されつつあるねー

http://bullbear.exblog.jp/18742109/

ドラギ総裁はジャクソンホールに急遽欠席、その理由とは

 8月31日に米国ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティ連銀主催のシンポジウムが市場参加者にとり大きな注目材料となっている。まず、注目されているのがバーナンキFRB議長の講演内容である。これは2010年の同シンポジウムの講演で、バーナンキ議長がQE2を示唆したため、今回も何らかの追加緩和を示唆するのではないかとの期待があるためである。

 実際に7月31日・8月1日に開催されたFOMCの議事要旨では、経済が大幅に改善しないかぎり、かなり早期に追加緩和を行うとの姿勢が示された。また、バーナンキFRB議長が8月22日付で下院委員会に出した書簡で、追加措置をとる余地があるとの姿勢を示していたようであり、9月12日から13日にかけて開催されるFOMCでの追加緩和期待は強まっており、可能性はさておき、QE3を期待する声もある。

 過去の歴史を見ても、ジャクソンホールで開催されるカンザスシティ連銀主催のシンポジウムでは興味深い出来事が多かったため、市場関係者からの注目度が高い。このシンポジウムは、ある程度マスコミ等から遮断されての意見交換の場もあるとみられている。これには著名学者などとともに、日銀の白川総裁など各国の中央銀行首脳が多数出席することで、金融関係者によるダボス会議のようなものになっているためではある。

 なぜこのようなシンポジウムが、ワイオミング州ジャクソンホールという小さな町で行なわれるかといえば、FRB議長だったポール・ボルカー氏がフライ・フィッシングの趣味があり、この街を良く訪れていたお気に入りの場所であったからという説がある。

 ロシア危機とヘッジファンド危機に見舞われた1998年に、当時のグリーンスパンFRB議長がこのカンザスシティ連銀主催のシンポジウムの合間に FRB理事や地区連銀総裁とひそかに接触し、その後の利下げの流れをつくったと言われた。また、1999年には日銀の山口副総裁(当時)と、バーナンキ・プリンストン大学教授(現FRB議長)が、日本のバブルに対する日銀の金融政策の評価をめぐり、論争を行ったことでも知られる。

 今回は、FRBが次の一手として行う緩和の内容も気になるところではあるが、それとともにドラギECB総裁の言動も注目されていた。

 ドイツ週刊誌シュピーゲル(電子版)は8月19日に、欧州中央銀行(ECB)がスペインなど債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債利回りに目標水準を設定し、この水準を下回るまで流通市場で国債を買い上げることを検討していると報じた。さらにイギリスのデーリー・テレグラフ紙もこのシュピーゲル誌の記事の内容を確認することができると報じている。

 その後もECBが債券買い入れ計画で、利回り幅の目標設定を検討しているとあらためて報じられるなど、どうやら実際に検討していることは確かなようである。ただし、ここで問題となるのは、国債買入に反対しているドイツ連銀総裁の動向ともなる。ECBの政策理事会が9月6日に迫っているだけに、ジャクソンホール内での関係者達の動向にもかなり関心が高っていた。

 ドラギ総裁は9月1日に講演をする予定であり、さすがにドラギ総裁は具体的な国債買入等の示唆はないと思われるが、その講演内容は良く吟味して9月6日のECBの動向を確認したいという投資家も多かったのではなかろうか。

 ところが、そのドラギ総裁は直前になってシンポジウムへの参加を取りやめたと発表された。その理由として、向こう数日に多忙を極めると予想されるためとECB報道官は語っていた。確かにドラギ総裁は9月3日に欧州議会の経済金融委員会で銀行同盟について証言する予定だそうで、9月6日には定例理事会も控えている。しかし、今回のジャクソンホールで開催されるシンポジウムやECB定例理事会の日程はかなり以前から決められていたものであり、9月1日にはドラギ総裁のパネルディスカッションの出席も予定されているなど、ある程度スケジュールは詰められていたはずなのに、今回の直前の欠席はやや不可解であり、何かしら別の理由があったとみられる。

 9月6日のECB政策理事会や9月12日・13日のFOMCを前にして、日銀を含め他の中央銀行も、その動向を探ろうしていたと思われる。今回のジャクソンホールはこの情報収集のための絶好の場とも言える。ECBとFRBが追加緩和を実施し、それにより円高圧力が強まるような事態となった際には、9月18日・19日の金融政策決定会合で日銀も動かざるを得なくなる。しかし、どうやらECBの動向については、探りが入れられない状況となってしまうようである。

 ちなみに、2010年8月27日にバーナンキFRB議長はQE2を示唆するカンザスシティ連銀主催のジャクソンホールでの講演を行った際、このシンポジウムに出席のため米国出張中であった白川総裁は予定を1日に早めて急遽帰国し、8月30日の9時から臨時の金融政策決定会合を開催し、新型オペの拡充策を決定した。すでに外為市場ではQE2を期待して円高圧力が強まっていたが、民主党の代表選に小沢氏が出馬を決定したことで、当時の菅総理が円高と景気への対策をアピールする必要もあり、日銀も急遽動かざるを得なかったものとみられる。

 今回はドラギ総裁が、2010年のジャクソンホールでの白川総裁のように仲間の集まる集会にのんびりと出席できる状況ではなくなってしまったようである。これはつまり現在、ECBが検討しているとされる短期国債主体としたスペインやイタリアの国債を買い上げるための非公表の利回りターゲット設定が完全に詰められていない可能性がある。特にブンデスバンクのバイトマン総裁が国債買入再開に反対の姿勢を示しており、最終的な落としどころをいまだ探っている可能性がある。 さらにドイツの憲法裁判所が欧州安定化メカニズム(ESM)の合憲性をめぐる判断を9月12日に行うことなども影響している可能性がある。

 今回のジャクソンホールでのシンポジウムにはドラギ総裁とともにECBの理事は出席しないそうであるが、バイトマン総裁は出席するそうである。こうなるとシンポジウムにおけるバイトマン総裁の言動にも注目が集まりそうである。

 毎年のジャクソンホールでは何かが起こりうる。今年はバーナンキ議長の発言内容に注目が集まっているが、個人的にはECBの動向に関心がある。しかし、肝心のドラギ総裁は参加しない。これは何かと注目が集まり過ぎているシンポジウムで、まだ固まり切れていない次の手について、自らのコメント等により市場に期待感や失望感を生むことを避けるためではないかとも思われるのである。


*** 「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ、通称、牛熊メルマガでは毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。毎営業日3本届いて、価格は税込で月額1050円です。登録申込当月分の1か月は無料でお読み頂けます。ご登録はこちらからお願いいたします。

BLOGOS版「牛さん熊さんの本日の債券」
まぐまぐ版「牛さん熊さんの本日の債券」

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp

icon拍手者リスト