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from: 21世紀さん

2010年01月09日 23時09分51秒

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【揺らぐ沖縄】

容認でも反対でも普天間に「壁」2010.1.921:14米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題。日米合意で普天間の移設先となっている

容認でも反対でも普天間に「壁」
2010.1.9 21:14
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題。日米合意で普天間の移設先となっているキャンプ・シュワブ沿岸部を抱える名護市で市長選(17日告示、24日投票)が迫ってきた。基地移転の容認か、反対か。政府が掲げる5月の最終決着に向けて、今回の選挙結果はどう影響するのか。(大谷次郎、宮下日出男)

 ◆直接会談も「?」

 「知事…。私の方も知事の決断をお願いするかもわかりません」

 9日午前。沖縄県庁6階の知事応接室では仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事と向かいあっていた平野博文官房長官が突然、こう切り出した。

 政府の迷走にすっかり「県外移設論」に傾いていた知事は一瞬凍り付いた。

 政府の最終結論は、知事が否定する「県内移設」かもしれない-。平野氏の発言をサインだと理解した知事は「恐ろしいですね…」とつぶやいた。

 知事は記者団には不満をあからさまにした。「県外とばかり思っている。『あれ?』という思いが強い」。県内移設が当然かのように米軍伊江島補助飛行場(伊江村)や下地島空港(宮古島市)を視察する平野氏に反発してみせた。

 平野氏は同日夕、記者団に発言の真意を聞かれ「これで決めたから(知事に)飲めという意味ではない」と語ったが、政府と沖縄の温度差は広がるばかりだ。

 ◆再び迷走も…

 名護市長選は、移設受け入れ容認派と反対派の一騎打ちの様相だが、過去3回は容認派候補が当選した。今回も現職市長が再選を果たせば、キャンプ・シュワブ沿岸部がある同市辺野古に移設する案が、再び現実味を帯びるはず…。

 だが鳩山政権ではそう簡単ではない。社民党は「辺野古は自然の宝庫」(阿部知子政審会長)と断固反対で、民主党の小沢一郎幹事長も「沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と繰りかえす。選挙結果を受け入れにくいムードがある。
防衛省の長島昭久政務官は9日、拓殖大学海外事情研究所主催のシンポジウムで「市長選の結果が(辺野古案)推進の方向に出ても実行には相当な覚悟と困難を伴う」と指摘する。県外移設の期待が高まる中で辺野古移設を進めれば、反対派が建設阻止行動を激化させかねないからだ。

 ◆普天間の固定化も…

 移設反対派が選挙で勝った場合には、当然、辺野古案はダメージを受ける。

 5日から訪米した自民党の石破茂政調会長も、キャンベル国務次官補ら米政府高官から「反対派が当選した場合は」と何度も聞かれた。そのたびにこう答えた。「『これが民意』ということが決定的になる」。辺野古移設に反対する新人候補が当選すれば、政府は新たな移設先の検討を加速せざるを得なくなる。

 新たな移設先は伊江島、下地島のほか、社民党が主張する米領グアム島、硫黄島(東京都小笠原村)が浮上している。だがいずれの案も過去に検討され、米側と合意できなかった案ばかりなのが問題だ。

 「あらゆる案を十分に検討してきた」。米政府が現行案に固執するのは、一連の案が決して「新しくない」からだ。岡田克也外相もそれを痛感している。「米国は3月だろうと、5月だろうと、その先だろうと(現行案を)言い続けるだろう」。政府が新たな移設先を決めても、米側が拒否する可能性が高い。

 長島氏は9日のシンポジウムで、こう語った。

 「現行案より良い案が出てこない限り、米国は受け入れることはない。ということは、いまの普天間飛行場の危険性は継続する…」

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from: 21世紀さん

2010年03月30日 00時37分12秒

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「Re:【揺らぐ沖縄】」
普天間の国外移設で一致 福島氏と宜野湾市長
2010.3.27 18:38
 社民党の福島瑞穂党首(消費者行政担当相)は27日、横浜市で沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。

 福島氏によると、両氏は米軍に普天間飛行場(宜野湾市)を返還させ、海兵隊を米領グアムや北マリアナ諸島のテニアンに移設させるべきだ、との意見で一致した。

 福島氏は記者会見し「グアム、テニアンへの移設に向け、社民党は鳩山政権が腹をくくって米国と交渉するよう全力を尽くす」と述べた。

 伊波市長は講演のため横浜市を訪問していた。

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