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  • from: 21世紀さん

    2009年03月31日 20時09分15秒

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    「選挙の小沢」立ち往生 逆風に描けぬ選挙戦略

    2009年3月31日6時6分
    西松建設の違法献金事件に揺れる民主党が、選挙戦略の立て直しを迫られている。小沢代表の秘書起訴で逆風が吹き、地方行脚と秘書団派遣のセットで戦う「小沢流戦略」が立ち往生。推薦候補が大敗した29日の千葉県知事選に続き、4月の秋田県知事選など「春の陣」に暗雲が垂れ込めている。

     小沢氏が逆風を肌で感じた場面があった。28日、千葉県知事選の推薦候補の事務所を突如訪問。「どうもどうも」とスタッフと握手して回った際、電話ボランティアの女性が「電話で大変苦情を聞いております」と直言した。周囲は一瞬凍りつき、小沢氏も笑顔は見せつつ「すんません」と応じざるを得なかった。

     秘書逮捕の3日以降、小沢氏は選挙応援を控えており、迷った末の訪問。1月の山形県知事選でも投票2日前に党支援の新顔の事務所を訪ねて歓迎を受け、接戦を制した当時との差は歴然。30日夜、鳩山氏や菅直人、輿石東両代表代行との会食で「地方にどんどん出て下さい」と勧められても「検察の捜査終結宣言が出ていないから、まだ控えた方がいい」と渋ったという。

     こんな小沢氏の存在が、総選挙の前哨戦となる4月のミニ統一地方選にも影を落としそうだ。与野党激突型に持ち込んだものの、社民党や連合との共闘が崩れた秋田県知事選など有利とは言えない選挙が続く。

     肝心の総選挙対策も滞る。事件前、小沢氏は地方行脚を重ね、連合幹部らとの懇談や立候補予定者の事務所への抜き打ち視察で、てこ入れ。自身の秘書団を各地に派遣して新顔らに選挙運動を手ほどきしてきた。07年参院選を民主党大勝につなげた手法だが、事件以来の地方行脚は千葉と神奈川だけ。一部秘書は苦境に立つ小沢氏の元へ戻った。
    小沢氏らは30日夜の会食で、続投が総選挙に悪影響を与えないよう今後も連携することを確認。出席者によると、小沢氏は解散・総選挙の時期について「5月ならなおいいが、任期満了になっても粘り強く戦える体制を作っていこう」と語ったという。しかし、党幹部は不安を隠せない。「選挙対策の戦力は確実に落ちている。具体的な形で党へのマイナス効果が出ている」(松田京平、山岸一生)

    http://www.asahi.com/politics/update/0330/TKY200903300399

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