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  • from: 22世紀さん

    2011年10月28日 06時42分58秒

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    東電、終身年金3割カット

    緊急事業計画28日にも提出 

    2011.10.27 23:48 [エネルギー]
     
    東京電力と原子力損害賠償支援機構が策定する「緊急特別事業計画」が、27日までにまとまった。資材調達の見直しや寄付の中止などで今年度中に約2400億円の経費を削減、退職者を含めた企業年金の見直しにも踏み込み、給付額を10年間で総額1千億円超削減する。東電と支援機構は28日にも枝野幸男経済産業相に事業計画を提出し、早期の認可を目指す。

     緊急特別事業計画の認可は、東電が福島第1原発事故の賠償資金として公的資金を受ける条件になる。東電は7千億円前後の資金援助を申請する方向で調整してきたが、リストラによって減額した上で、当面の必要額を申請する方向だ。

     年金の見直しは、東電の経営や財務内容を査定した政府の第三者委員会が示した3案のうち、65歳以上80歳未満の給付利率を現在の最低2・0%から1・5%に引き下げ、80歳以上が対象の「終身年金」の給付額を3割カットする案を選択した。年金見直しには労組のほか、退職者の3分の2以上の同意が必要になる。

     第三者委や枝野経産相は、10年間で2兆5千億円超の合理化を要請しており、東電はリストラの推進で、今年度はその10分の1の2400億円を削減する。

     当面の資金繰り対策として日本政策投資銀行には、つなぎ融資として総額3千億円の支援を求める。

     認可後、東電は事業計画を反映した平成23年9月中間決算を発表する予定。これまで24年3月期の業績見通しは発表していなかったが、通期の最終赤字は東電単体で5800億円程度にのぼる見通し。

     原発の稼働停止で火力発電の燃料費が膨らみ、収益を圧迫する。純資産は約7千億円まで減少するが、債務超過は回避する。

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