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from: 22世紀さん
2011/12/23 04:59:24
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拉致問題進展のチャンスか 金賢姫が語る「金正日の死」
産経新聞 12月22日(木)20時6分配信
【ソウル=黒田勝弘】1987年の大韓航空(KAL)機爆破事件の金賢姫・元工作員は22日、産経新聞のインタビューに応じ、北朝鮮の金正日総書記死亡について、「KAL機事件の張本人が事件を認めず謝罪もしないまま亡くなったのは残念だが、国民にとっては祝福だ」とするとともに「金正恩・新体制のスタートは日本人拉致問題の進展のチャンスになるかもしれない」と語った。
金元工作員の外出には常時、警察官2人が警護に付くが、金総書記死亡を機に韓国治安当局は非常態勢に入っているため、この日は警護員5人が同行した。
金元工作員は金総書記死亡の報に接し、「いずれとは思っていたが早かったので驚いた」といい、「KAL機爆破テロは金正日の指令だった。あの事件で私の運命は変わった。彼がその犯行を認めないまま、謝罪もせず亡くなったのは実に残念と思った」と語った。
そして、94年の金日成主席死亡時と比べ、「あの時は北の人民のショックの大きさを想像しどこか不安だったが、今回は人民のためによかった、祝福だと思った」という。
また、「北の人々は表向き涙を流しているが、北ではそうしなければ生きられない。あれは“生きる知恵”だ。しかし国民の多くはこれまで引っかかっていた“暗礁”が無くなった感じで、何か変化があるのではないかと期待しているはずだ」との見方を示した。
さらに、「日本人拉致も金正日による計画だったが、彼の死を聞いて田口八重子さん(金元工作員の日本人化教育を担当)や横田めぐみさんら拉致被害者の顔が浮かんだ。私はこれまで事件解決への進展は彼が亡くならない限り難しいといってきた。張本人がいなくなったのだから解決しやすくなった。金正恩も問題を解決しようとするのではないか」と期待を表明した。
金正恩による新体制については、「これまで2代にわたって国民を食べさせられなかったのだからそのやり方は完全な失敗だった。このままだと未来はない。体制が揺らぐという危険はあるだろうが開放・改革への決断しか復興・発展の道はない。金正恩は外国留学の経験もあり北がどうにもならない状態であることはよく知っているはず」と語った。
今後の展望には、「当面は団結、安定が強調されるが落ち着けば新しい動きが出るだろう。ただ後見役の張成沢(国防委員会副委員長)の影響力が強まれば軍部との摩擦もありうる。金正男や金正哲など他の兄弟は、金正日がやったように徹底的に権力から遠ざけられる。金正日の時は異母兄弟の金平日(現駐ポーランド大使)排除のためその友人たちまで平壌から追放された」と述べた。
■金賢姫元工作員 北朝鮮外交官の娘として生まれ、大学で朝鮮労働党調査部に選抜され工作員に。拉致被害者の田口八重子さんから日本語を学んだ。1987年11月、ソウル五輪妨害の目的で大韓航空858便を爆破、金正日氏の指示で実行したと自供した。韓国で死刑判決が確定したが90年に特赦で釈放された。-
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