サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: 21世紀さん
2009年10月09日 09時54分33秒
icon
御法主日如上人猊下御指南
7万5千名大結集総会の砌
大白法・平成21年8月1日刊(第770号より転載)
本日は、諸天が寿(ことほ)ぐなか、「立正安国論正義顕揚七百五十年記念七万五千名大結集総会」が、御隠尊日顕上人猊下の御臨席を仰ぎ、全国より法華講支部指導教師各位ならびに法華講員、合計七万八千四百二十三名が集い、このように盛大に開催され、まことにおめでとうございます。
初めに、この立正安国論正義顕揚七百五十年記念七万五千名大結集総会に至るまでの経過を申し上げたいと思います。
まず、平成二年七月に大石寺開創七百年を記念して「法華講連合会第二十七回総会」が、総本山大客殿広場において行われました。
それ以前の法華講連合会の総会参加者は毎年、一万数千人程度でありました。こうした状況を見て、日顕上人猊下は法華講の将来を慮(おもんばか)られ、昭和五十八年に、七年後の平成二年の大石寺開創七百年に「法華講三万名の結集」を命ぜられたのであります。
以後、法華講はその御指南にお応えすべく、僧俗一体となって戦ってきた結果、平成二年、大客殿広場において行われた総会は、目標の三万名をはるかに超え、四万一千九百名の結集をもって大成功裡に行われたのであります。この体験が法華講に大きな勇気と感動を与え、これを契機として法華講の大躍進が始まったのであります。
そして、その総会の折、日顕上人猊下より、四年後の平成六年に「地涌六万大結集」の御命題が下されたのであります。
また、この間に創価学会問題が起こり、三宝破壊の大罪を犯し、大謗法団体となった彼らは、宗門から破門され、離れていったのであります。
一方、法華講は、学会を脱会して正しい信心を求める純信な御信徒が日ごとに増え、各地方で陸続と法華講支部が結成されました。また折伏も進み、その結果、平成六年の地涌六万大総会は、本日、と同じこの広布の広場において、六万八百余名が結集して盛大に執り行われたのであります。
そして、この地涌六万大総会の砌、日顕上人猊下より新たに、八年後の平成十四年・宗旨建立七百五十年に「三十万総登山」の御命題が下されたのであります。
しかるところ、その四年後の平成十年に、耐震的に問題のあった総本山大客殿の建て替え工事が行われ、「客殿新築慶祝記念大法要・十万総登山」が、法華講員の新客殿落慶を祝う歓喜のなかで行われ、合計十万二千余人の参加をもって盛大に奉修されたのであります。
その後、平成十四年に「宗旨建立七百五十年慶祝記念法華講三十万総登山大法要」が六十会にわたって盛大に奉修され、ここでも三十万人を上回る三十四万九千余人が登山され、歓喜のうちに大法要を奉修し、御報恩申し上げることができたのであります。
さらにこの年、池田大作と創価学会の数々の大謗法によって存在価値をなくした正本堂を解体し、改めて宗門僧俗の真心からの浄財によって新たに奉安堂が建立され、「奉安堂落慶記念大法要」が奉修されたのであります。
その奉安堂落慶記念大法要の折に、日顕上人猊下より、本年、平成二十一年に『立正安国論』正義顕揚七百五十年を迎えるに当たり、「地涌倍増」と「大結集」の御命題をいただいたのであります。
この御命題達成を期して、昨年は全国四会場において「地涌倍増大結集推進決起大会」すなわち「プレ大会」が開催され、四会場合計で、予定を上回る八万四千三百二十二名が参加して、大勝利を収めることができたのであります。
そして、本日ここに、全国の法華講支部指導教師ならびに法華講員一同の、七年間にわたる弛(たゆ)まぬ努力が実り、七万八千四百二十三名の参加をもって、見事、御命題にお応えして立正安国論正義顕揚七百五十年記念七万五千名大結集総会を開催することができたのであります。
かくの如く法華講は、平成二年の三万大総会の大勝利を契機に大きく飛躍し、平成六年の地涌六万大総会、平成十年の総本山客殿落慶を記念しての十万総登山、平成十四年の宗旨建立七百五十年慶祝記念三十万総登山大法要、平成二十年のプレ大会、そして本年の七万五千名大結集総会と、ことごとく勝利し、御命題をいただくたびごとに確実に地力をつけ、大きく発展を遂げてきたのであります。
よって、法華講はこの勝利の感動と勢いをもって、今後は、さらに広布への願(がん)業(ぎょう)を果たすべく、蓋(がい)世(せい)の勇をもって折伏を行じ、全力を傾注して戦っていただきたいと思います。
特に、今日の日本乃至世界の混沌(こんとん)とした現状を見るとき、その混乱と不幸と苦悩の原因は、既に『立正安国論』をはじめ諸御書に明らかなとおり、すべて邪義邪宗の謗法の害毒にあり、その邪義邪宗の謗法を絶たなければ、真の幸せも平和も訪れてこないのであります。
故に、大聖人様は『立正安国論』に、
「早く天下の静謐(せいひつ)を思はゞ須(すべから)く国中の謗法を断(た)つべし」(御書 二四七㌻)
と仰せられているのであります。
「謗法を断つ」とは、不幸と苦悩の根源である謗法を、折伏をもって断つことであります。折伏は一切衆生救済の最善の慈悲行であり、広布実現の具体的実践方途であります。つまり、広宣流布は折伏によって初めて達成されるのであります。
されば『日興遺(ゆい)誡(かい)置(おき)文(もん)』には、
「未だ広宣流布せざる間は身命を捨てゝ随力弘通を致すべき事」(同 一八八四㌻)
と仰せられているのであります。
本宗僧俗は今こそ、この日興上人の御遺誡を守り、一人ひとりが一切衆生救済の誓願に立ち、断固たる決意をもって大折伏戦を展開していくことが肝要であります。
そこで、これらの意味から、この先の目標について申し上げたいと思います。
宗門は、本年から数えて十二年後の平成三十三年に「宗祖日蓮大聖人御誕生八百年」を迎えます。そして、その中間に当たる六年後の平成二十七年には「第二祖日興上人の御誕生七百七十年」を迎えます。
そのうち、まず日興上人の御誕生七百七十年の平成二十七年までに、全国のすべての法華講支部は、現在の議員数の五十パーセント増を目指して、折伏実践の確実な歩みをもって仏祖三宝尊に御報恩謝徳申し上げていくことが肝要であります。
さらにその先、この確実な成果の上に立って、さらに折伏を重ね、平成三十三年、宗祖日蓮大聖人御誕生八百年までには、御誕生八百年にちなんで、法華講員八十万人の体勢を築き、大法広布に資していきたいと思います。
なお、大法要および結集・総会等の詳細については、その時の状況に応じて執り行っていきたいと思います。
今までにも再三申し上げてきたように、このたびの七万五千名大結集総会は、御命題にお応えして、法華講の七年間にわたる広布への戦いの成果を示す重要な意義を持った大総会でありますが、同時に、新たなる戦いに向けての大出陣式でもあります。
この意義をもって、今日お集まりの皆様には、一人ひとりが広布の戦士として講中の中核となり、次の目標を目指していよいよ御精進くださることを心からお祈り申し上げ、本日の挨拶とさせていただきます。
コメント: 全0件