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  • from: 21世紀さん

    2009年10月17日 08時31分21秒

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    宗務広報 N0 1119

       H21.9.7宗務院

     アルゼンチン政府が、日蓮正宗の宗教活動を正式に認める決定      一 宗教登録抹消処分を撤回 一

     今般、アルゼンチン政府と同国裁判所により、正式に、同国内における日蓮正宗の宗教活動を認める決定が下されました。

     アルゼンチンでは、カトリック以外の宗派は、全て外務省宗教局に登録することが義務づけられ、日蓮正宗アルゼンチンもブエノスアイレス市内に布教所を設けて、同国法の定めにしたがい活動してきました。

     しかし、同国に赴任した担当教師の発言等をめぐって現地で問題が深刻化し、1998年7月、日蓮正宗アルゼンチンは、宗教局の登録が抹消されてしまいました。

     そこで、直ちに裁判所へ登録抹消の取消しを求める訴訟を提起するとともに、効力停止を求める仮処分を申請し、その仮処分決定に基づき、これまで宗教活動が維持されてきました。

     宗教登録抹消処分は、アルゼンチン大統領の認可を得たものだけに、これを取消すことは容易なことではなく、以来11年余の永きに亘り、関係各位の多大なる協力を得て、問題解決に向け尽力してまいりました。

     この度、積年の功が実り、アルゼンチン政府は、日蓮正宗の正しい姿を理解し、去る8月10日付で登録抹消処分を撤回しました。さらに、この政府決定を受けた裁判所も、同月27日、これに関する訴訟の終結を宣言し、日蓮正宗アルゼンチンは、法の定めの下、同国において堂々と宗教活動が行えることとなりました。

     本年の深い意義に鑑みれば、この時に問題が解決したことは、正義顕揚の一つの実証であり、海外広布にとっても誠に大きな意味があります。

     しかし、ここで留意すべきは、他宗教に対する真摯な批判は、表現の自由や信教の自由という基本的人権の行使として、いかなる社会でも許容されるべきは当然ですが、他方、いたずらに誹謗中傷するものと受け止められないよう、表現を考慮し、慎むことも世界共通の認識であるということです。

     今回の一連の問題を教訓に、歴史や文化等が異なる海外での布教にあたっては、誤解が生じることのないよう細心の注意を払いつつ、しかし決して臆することなく、大勇猛心をもって、さらなる広布の推進に尽力するものです。
                          以上

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