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from: かにこさん
2010/05/29 02:07:29
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5/31号 週間AERA 犬オークションの現場
5/31号 週間AERA
犬オークションの現場
追及─ペット流通のブラックボックス
↓
http://www.aera-net.jp/summary/100523_001653.html
編集部 太田匡彦
建物の中に入ると途端に、競り人の声がマイクを通じて大音量で聞こえてくる。
その合間を縫うように、子犬や子猫のか細い鳴き声が耳に届く。
関東地方の、国道沿いに立つペットオークション会場。
プレハブ造りのこの会場で毎週、子犬や子猫の競りが行われている。
「プードル、メスでぇす」
「柴犬、オスでぇす」
競り人が独特の調子で一匹ずつ犬種名、性別などを読み上げる。
するとビニール製の手袋をはめた男性が子犬を片手で高く持ち上げ、中央の檻まで運んでくる。
途中、骨格や関節を確認するためか素手で子犬をさわるバイヤーもいる。
競り落とされた子犬は、すぐに小さなカゴや箱に詰め込まれ、バイヤーの前に積まれていく。
目の前に小山のようにカゴを積んでいくのは、誰もが知っている大手ペットショップチェーンのバイヤーたちだ。
こうして、毎週300〜500匹の子犬がこのオークションから関東各地のペットショップへと流通していく。
2008年度、全国の地方自治体に引き取られた犬は11万3488匹に上り、うち8万2464匹が殺された。
本誌ではこれまで、大量の捨て犬を生み出す犬の流通システムの「闇」を暴いてきた。
流通システムの根幹を成しているのが、ペットオークションだ。
ペットショップ(小売業者)は、その仕入れ先のほとんどをオークションに依存している。
ブリーダー(生産業者)にしても、出荷の5割以上がオークション頼り。
推計だが年間約35万匹の子犬が、オークションを介して市場に流通している。
つまり現在の犬の流通は、オークションなしには成り立たなくなっているのだーー。
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