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from: 21世紀さん
2009年07月21日 23時46分32秒
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熱中症ご注意 感覚の鈍り…高齢者は室内でも危険
2009.7.17 08:34
このニュースのトピックス:救急搬送受け入れ問題
熱中症が懸念される季節がやってきた。従来は屋外で働いていたり、スポーツをしたりして起こるのが一般的だったが、近年は屋内での発症も目立つ。屋内では若者に比べ、さまざまな感覚が鈍くなるお年寄りが熱中症になるケースが特に多い。こまめに水分を補給するなど普段からの予防が求められている。(森本昌彦)
自宅で約4分の1
「熱中症というと、中学生や高校生が夏にスポーツなどをして起こると考えがちだが、ちょっと外に出たり、部屋の中で暑さを我慢して倒れたりするという事例が実は多い」
桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部の星秋夫教授(生気象学)はそう話す。その傾向は熱中症についてまとめた統計でも浮かび上がる。
平成20年5月1日から9月30日までの19都市での救急搬送熱中症患者について集計・解析した国立環境研究所の熱中症患者速報平成20年度報告書によると、熱中症で救急搬送された4934人のうち、23・3%が自宅(居室)での発症だった。
特に多いのが65歳以上のお年寄り。半数近い43・7%の人が自宅(居室)で熱中症になっている。ほかの年齢層では屋外作業や屋外などさまざまな場所で熱中症になっており、お年寄りにとって真夏の屋内がいかに危険かということが分かる。
なぜ屋内で熱中症になるお年寄りが多いのか。星教授は、体内の水分量が若い人に比べて低く、脱水の影響が現れやすい▽のどが渇く感覚が鈍ってきている▽皮膚で温度を識別する能力が劣ってきている▽体温調節機能が低下している-などを挙げる。
さらに、「トイレになるべく行きたくないから、水分を取ることを我慢する傾向があるなど、お年寄りになると水分を取る行動が少なくなっていることもある」と説明する。
水分補給も注意を
軽症と思って我慢していたら重症にもつながりかねない熱中症。どんな点に気をつけたらいいのか。星教授は「暑さを避けることと、とにかくこまめに水分を補給してほしい」と話す。
買い物や散歩に行く場合も炎天下の時間帯は避け、比較的涼しい時間帯に行く。室内で過ごす際も注意が必要だ。「部屋を閉め切った状態でいくら扇風機をつけても効果はない。窓を開けたり、直射日光が当たらないようすだれをしたりするなど、温度を上げない工夫をしてほしい」と星教授。それでも我慢できない場合は、エアコンがある涼しいところに移動することが必要という。
水分補給の際も注意が必要だ。一般的には0・1〜0・2%の食塩水やイオン飲料が望ましいとされる。しかし、星教授は「お年寄りの場合は、高血圧などで塩分制限をしなければならない人もいる。塩分が含まれているイオン飲料などを飲む場合はかかりつけの医師に相談してほしい」と呼びかけている。
■熱中症 気温や湿度の非常に高い環境で体温の調節がうまくできずに起きる体の不調の総称。熱けいれん、熱疲労、熱失神、熱射病などに分かれ、症状が重いと命にかかわることもある。気温が高い日や湿度の高い日などに起きやすいとされている。熱中症を起こしやすい目安の一つとして、気温や湿度、輻射(ふくしゃ)熱を基に割り出した「暑さ指数(WBGT)」という指標もある。環境省の「熱中症予防情報サイト」では全国各地の当日と翌日の暑さ指数を速報している。-
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