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from: 21世紀さん
2009年09月18日 23時40分47秒
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DV元妻「従来の量刑で」高松地裁、裁判員に求める
2009.09.16
現住建造物等放火事件を審理する高松地裁(菊池則明裁判長)の裁判員裁判で16日、無職、道広政明被告(41)から家庭内暴力(DV)を受けたとされる元妻が証人尋問で「今までの量刑に沿った形で、裁判員の方の良識ある判断にお任せしたい」と訴えた。
元妻は実刑を望みながらも「必要以上に厳しい刑は望んでいない」と証言。涙ぐんだ女性裁判員が何度も白いハンカチで鼻を押さえた。
起訴状によると、道広被告は4月、元妻を警棒などで殴ってけがをさせ、翌月に高松市内の住居で軽油をまいて火を付け、壁など約24平方メートルを燃やしたとされる。
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コメント: 全2件
from: 21世紀さん
2009年09月18日 23時44分14秒
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「Re:DV元妻「従来の量刑で」高松地裁、裁判員に求める」
熱心に審理
放火裁判員裁判結審
現住建造物等放火罪に問われている高松市の無職道広政明被告(41)に対する地裁の裁判員裁判は16日の第2回公判で結審、裁判官と裁判員が判決を検討する評議に入った。量刑が焦点になると見られ、評議は17日も行われる。判決は同日午後に言い渡される。
この日は、最初に被告の元妻に対する検察、弁護側双方の証人尋問があった。予定は計15分だったが、被害に遭うまでの経緯や処罰感情を詳細に聞き取った。裁判員も3人が質問し、夫婦間の金銭をめぐるやり取りなどを確認し、時間を約20分オーバーした。
続く被告人質問でも、真剣なやりとりが続いた。検察、弁護側双方の質問を聞いていた裁判員らは、菊池則明裁判長から「質問はありませんか」と促され、5人が質問。「これから頑張って人生を生きてください」と励ますと、涙を浮かべて反省していた被告が「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
この日の審理時間は、予定より約30分長い3時間40分。2日間では6時間を超えた。
審理を終えて、地検の玉置俊二・次席検事は「裁判員は事件をよく理解し、市民感覚に基づいて適切で的確な質問をしてくださったと思う」と話した。馬場基尚弁護士は「被告への温かい励ましもあって感激した。被告の心にも裁判員の思いが響いたと思う」と感想を述べた。
検察側の論告要旨
元妻に復縁を直談判するために自宅に誘い込んでふるった暴力は執拗(しつよう)で、鉄製の凶器で頭を狙うなど非常に危険な行為。元妻に与えたけがや精神的苦痛は重い。その後の放火事件も元妻に物質・精神両面でダメージを与えるためで、元妻には責められる事情はない。近隣住民にも危険と不安感を与えた。被告は自己中心的な発想により、警察や裁判所など第三者の制止・介入を無視し、危険な犯行を繰り返した。元妻は強い恐怖心を抱いており、適正な処分を望んでいる。被告を懲役7年に処するのを相当とする。
弁護側の最終弁論要旨
被告が犯行を行ったのは精神的に追い詰められてのことで、同情すべき面があり、更生の意思も強い。被告に実刑判決を下しても、現在より年をとった被告が今よりも仕事を見つけられるだろうか。更生するには一日も早く仕事を探し、自力で生活できるようにすることが重要だ。被告に何かされるのではないかという被害者の不安には判決に保護観察を付ければ良い。被告の生活状況を把握でき、再犯の強力な歯止めになる。被告の犯行は決して許されるものではないが、犯してしまった経緯、更生の可能性を考えれば酌量減軽するべきで、懲役3年、執行猶予5年、保護観察付きの判決を下すべきだと思う。
2日目詳報
証人尋問
午前10時6分、開廷。証人尋問では、家庭内暴力(DV)を受けたとされる元妻が、被告や傍聴席から見えないよう、ついたてで囲まれた証言台に立った。佐藤友弥検事の質問に元妻は「私の知らないところで消費者金融から金を借りるなどしていた。裏切られた」と声を震わせ、「被告が同じ事件を起こすのではという心配がある」と消え入りそうな声で話すと、女性裁判員はハンカチで目を押さえながら聞き入った。
休廷をはさみ、3人の裁判員が初めて元妻に質問を行った。男性裁判員が右手を挙げ、離婚話のきっかけとなった生活苦について触れ、「退職や職業を変わるとき相談はありましたか」と質問。元妻が「退職するときはありました。今後どうするかは被告が決めていました」などとか細い声で答えた。続いて控えめに女性裁判員が「お子さんは……」。元妻は子どもがいなかったことを告げた。
別の女性裁判員は「(被告が元妻の前に結婚していた女性にも)暴力をふるっていたことをどう思いましたか」と聞き、元妻は「私にはされないと思った」と答えた。
被告人質問
午前11時28分から被告人質問。馬場基尚弁護士から自宅への放火時の心境を聞かれると、被告は「すべてなくなってしまえという気持ちと幸せな生活をやりなおしたい気持ちの葛藤」と答えた。検察側の質問の中で、被告は「午前中に元妻の意見を聞いて、とてもじゃないが顔を合わすことはできない」と話した。
裁判員も被告に対して質問。女性裁判員は、言葉を慎重に選びながら「刑が終わって、奥様とか奥様の家族のところへ行くのに、自信がなさそうですが、本当の気持ちを知りたい」と話すと、被告は「愛情もあり、ちゃんとおわびしたい。でもそれは僕の勝手なわがまま」と語った。別の女性裁判員は「(傷害事件で使った)警棒は自宅のどこに置いていたのでしょうか」などと質問した。
裁判官が被告人質問した後、男性裁判員の1人が手を挙げて発言を求め、被告を見つめながら「これから一生懸命頑張って、生きてください」と語りかけた。被告は「ありがとうございます」と答えて頭を下げた。
結審
検察側の論告では、細川充検事が裁判員に再度焼けた居間などの写真を大型モニターに映すなどして説明。馬場弁護士は裁判員に語りかけるように最終弁論をした。最後に、被告は涙ながらに「一日も早く、社会復帰したい」と話した。午後4時44分、菊池則明裁判長が閉廷を宣言した。
(2009年9月17日 読売新聞)
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from: 21世紀さん
2009年09月18日 23時47分37秒
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「Re:DV元妻「従来の量刑で」高松地裁、裁判員に求める」
裁判員裁判、DVの被告に懲役6年 高松地裁
2009年9月17日21時19分
元妻に暴力を振るい、元妻名義の自宅に放火したなどとして元夫が現住建造物等放火、傷害、窃盗の罪に問われた裁判員裁判で、高松地裁(菊池則明裁判長)は17日、無職道広政明被告(41)=高松市=に懲役6年(求刑懲役7年)を言い渡した。裁判員裁判の判決は四国で初めて。
判決は、離婚を求める元妻に復縁を拒否された恨みなどから犯行に至った動機を「子供じみて自己中心的」と指摘。ドメスティックバイオレンス(DV)被害に遭った元妻が今も被告を恐れており、執行猶予を付けられないとした。求刑よりも1年低くした量刑判断については、被告が反省していることなどを踏まえ、「真の意味での『大人』になって、立ち直ってほしいとの期待を込めた」とした。
弁護側は「夫婦関係の悪化で苦しんだ結果」とし、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年が適当と主張していた。
判決によると、道広被告は4月、高松市内の自宅で、当時の妻の頭を特殊警棒で殴るなどして約1週間のけがをさせた。5月には、高松市内でトラックから軽油を盗んで自宅にまき、天井など約24平方メートルを燃やした。
判決後、裁判員を務めた男女3人ずつの計6人全員が地裁内で記者会見した。裁判員の一人は、証人尋問で元妻がDVを受けた恐怖心が抜けない状況を訴えたときに涙を浮かべた。会見でそのときを振り返り、「(証言する元妻を)目の当たりにして考えることがあった」と語った。
朝日新聞
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