恋人間の暴力について学ぶ「若い世代の恋人間の暴力について考える講演会」（県主催）が１１月１１日午後１時半、香川大教育学部４１５講義室（高松市幸町）で開かれる。昨年度は県内でも家庭内暴力（ＤＶ）の相談が初めて１０００件を上回った。実態を知り、相談窓口などを案内して、将来のＤＶを防ぐのが狙いだ。【吉田卓矢】

　自身のＤＶ被害体験などをもとに、被害女性を支援しているＮＰＯ法人レジリエンス（東京都）代表の中島幸子さんが講演。ＤＶとはどういうものか▽被害者はなぜ逃げられないのか－－などを話す。その後、臨床心理士や県子ども女性相談センター課長、県警警察総合相談センター長らによるパネルディスカッションがある。

　県内では昨年度、県子ども女性相談センターなど、１８カ所の相談窓口に１０７５件、配偶者などからの暴力に関する相談が寄せられた。

　◇参加者を募集
　講演会の申し込みは、県ホームページ（http://www.pref.kagawa.jp/danjo/sankaku/)でちらしをダウンロードし、ＦＡＸ（０８７・８３１・１１６５）やメール（kenmin@pref.kagawa.lg.jp）などで申し込む。１１月４日まで。問い合わせは、県県民活動・男女共同参画課（０８７・８３２・３１９７）。

【関連記事】
ＤＶ：被害者の自立支援基金を設立－－国際ソロプチミスト佐賀フレンズ　／佐賀
高知市：ＤＶ被害者申請を　定額給付金期限迫る－－来月６日まで　／高知
福岡・ＤＶ妻死亡：傷害致死容疑に切り替え夫送検
福岡でＤＶ　死亡の妻：「もう一度チャンスを」…同居続け　警察、行政に再三相談も
福岡・ＤＶ妻死亡：「もう一度チャンスを」…同居続け　警察、行政に再三相談も
毎日新聞　2009年9月29日　地方版