2009年12月9日

　夫や恋人などからの暴力「ドメスティックバイオレンス（ＤＶ）」。行政や民間が、それぞれ問題解決への取り組みを行っている。

　富山市は、八月からＤＶ専門の相談窓口を設置。先日は、ＤＶの被害者支援や啓発活動を行ってきた「グループ女綱（なづな）－ストップＤＶとやま」が、人権擁護功労賞を受賞した。

　しかし、市の相談窓口の相談件数は一カ月五件前後のペース。担当者は「まだ窓口を知らない人が多く、周知が必要」という。

　女綱の草野洋子代表は「受賞で活動が知られ、被害者に相談してみたいと思ってもらえたら」と話していた。必要な人に、必要な情報が届いてほしいと思う。　（渡辺ゆり）
中日新聞