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from: 21世紀さん
2010年01月24日 08時24分02秒
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DV被害者に緊急貸し付け 四日市、広がる民間支援の輪
2010年1月22日 夕刊
ドメスティックバイオレンス(DV)の被害に遭い、着の身着のまま逃げ出した女性に当面の生活費や医療費を緊急貸し出しする民間の取り組みが、支援の輪を広げている。三重県四日市市のNPO法人による「せっぱつまった貸付バンク」で、これまでに30人の女性に貸し出されている。
「夫から通帳、免許証、印鑑などすべて取り上げられ、手持ち金は1000円少々です」-。貸付申請書には被害女性の切迫した事情が並ぶ。健康保険証もなく、インフルエンザで高熱を出した子ども2人を病院に連れて行けない人や、5人の子どもの食費、おむつ代を求める人もいた。
三重県内の自治体が設けるDV相談窓口で、緊急貸し付けが必要だと判断された女性に、この貸し付けバンクが紹介される仕組みになっている。申請があれば翌日までに2万円を上限に現金が届けられる。
無条件、無利子の信用貸しで、貸した後は督促もしない。ただ、返済案内には「私たち100人が陰ながらあなたの未来を応援しています」「次の方のために必ずお返しください」と記す。30件の貸し付けで半数近くがこれまでに返金された。
この取り組みは、DV被害に理解を示す中高年の女性30人ほどが集まり、知り合いに協力を求めるなどして集めた寄付金40万円を原資に、3年前から始めた。100人を目標に協力者を募り、現在の原資は140万円近くになった。
被害女性の居所を突き止めようとするDV加害者の追及を避けるため、NPOの所在地などは非公表。代表女性(69)によると、夫から逃げ出した女性が生活保護を申請しても、審査に時間がかかるケースが多いといい、「そのころが一番切羽詰まっており、手助けしたい。ここを乗り切らないと、被害女性が自立の道を歩み出すのは難しい」と話す。
被害女性の避難先となる「シェルター」を各地で運営する民間団体などでつくる全国女性シェルターネットでは生活費の融資を行うが、緊急貸し付けは珍しい。愛知県の国際ソロプチミスト名古屋も緊急貸し付けを実施して支援の輪は徐々に広がりつつある。四日市の代表女性は「行政がきちんと枠組みをつくるか、シェルターが各地に増えて弾力的な支援をできるようになることが必要だ」と訴える。
01/22
中日新聞-
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