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配偶者からの暴力(DV)問題

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  • from: 21世紀さん

    2010年03月15日 23時02分33秒

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    広がるデートDV予防教育、高校では授業も

    交際相手から殴られたり過剰に束縛されたりする「デートDV(ドメスティック・バイオレンス)」について、高校生ら若い世代に正しく認識してもらおうとする活動が広がっている。お互いに対等な関係を築く力を身につけ、心とからだを大切にしてほしいという願いからだ。

     「友達との約束断れ」迫る/携帯取り上げアドレス消去 どちらもダメ!
     「おれとG子、どっちが大事なんだよ」――。福岡市早良区の西南学院高校で、3年の生徒たちが恋人同士の会話を演じていた。

     男子生徒は、彼女に、友達との約束を断って自分と会うよう迫る。別のカップルは女子生徒が彼の携帯を取り上げ、女友達のアドレスを消そうとする。いずれもデートDVの典型例を疑似体験するための役割劇だ。

     「これは特別なことではありません。皆さんや友達に起こるかもしれないことです」。野口真理子さん(53)は、約90人の生徒たちに静かに語りかけた。北九州市のNPO法人「女性ヘルプネットワーク」の代表で、DV相談やこうした予防教育の授業に仲間と取り組んでいる。



    まず知ることの大切さを訴える野口さん
     昨年12月、教師向けの研修に参加した西南学院高校の教師たちが、「卒業前の生徒たちに知っておいてほしい」と企画したのが、1月末のこの授業だった。

     「彼氏や彼女のことが好きだけど、時々怖い。そんなことはありませんか」。野口さんは、役割劇で演じられたような過剰な束縛もデートDVに当てはまると説明した。

     その知識がないと、「相手が怒るのは私が悪いから仕方がない」「好きだから、嫌なことも我慢しないと」と受け入れてしまう。2人の間にそうした支配関係ができてしまうと、なかなか変わらないうえ、大声でどなる、たたくといったさらに深刻な暴力に発展する危険もあるという。

     「暴力を受け続けると、人の心にはどんどんストレスがたまり、生きる意欲を失ってしまう。それが怖い」。そして、人と対等な関係を築くために、「嫌なことは断る勇気を持ち、怒りや不安を暴力でなく言葉で伝えられるようになることが大事」と野口さんは訴えた。

     そのための手法の一つとして、生徒たちは「アイ(I)メッセージ」と呼ばれる話し方を学んだ。例えば、交際相手に別の用事がある時、「(あなたは)なぜ会えないのか」と責めるのは「ユー(YOU)メッセージ」。「(わたしは)会えなくて残念」と自分を主語にして気持ちを伝えるのがアイメッセージだ。

     「対等な関係なら気持ちをきちんと伝え合えるはず。デートDVに陥らない力をつけ、すてきな恋ができる大人になってください」。野口さんはそう呼びかけた。

     高校女子も「被害経験ある」

     「デートDVの怖さは、結婚後もそうした関係が続く可能性が高いことです」。NPO法人「DV防止ながさき」代表の中田慶子さん(60)(長崎市)=写真=の実感だ。2003年にDV相談の活動を始めたが、恋人時代から暴力があったと話す相談者の多さに驚いたという。

     「予防教育をしないとDVカップルは増えるばかり」と04年から、離島を含め県内の高校で、予防授業に力を入れてきた。その際行った生徒への無記名アンケートでは、異性と交際経験があると答えたのは女子が57%、男子が45%。このうちデートDVの被害経験があるのは女子が18%、男子が12%だった。

     授業後の生徒たちからは、「束縛もDVだと知って今まで自分がしてきたことを後悔した」といった感想が寄せられた一方、「束縛もやきもちもない恋人なんて楽しくない」「多少の暴力は仕方ない」という意見もあったという。

     「まじめで相手を思いやる子ほど『好きならしようがない』『別れられない』と思いがちになる。とにかく誰かに相談してほしい」と中田さんは話す。

     啓発活動 冊子に

     「DV防止ながさき」は、予防啓発に取り組む人向けに「2万人の高校生へ届けた授業 デートDVを知っていますか」、中高校生向けに「あなたと私の心とからだを大切にするために」という冊子=写真=を作り、販売している。

     「2万人――」はA5判、90ページ。送料別で税込み800円。「あなたと――」はA6判、12ページ。税込み50円(購入は10部以上から)。

     希望者は、資料名や連絡先などを記入し、郵送(〒850・8799 長崎中央郵便局私書箱第7号)か、ファクス095・832・8488、Eメール(dv_greentomato@yahoo.co.jp)で申し込む。支払い方法はホームページで確認できる。

     佐賀県は対策センター設立

     佐賀県は2004年に、DV総合対策センター(佐賀市)を設け、所長の原健一さん(42)=写真=らが高校や中学で予防啓発授業を行っている。熊本県も03年から「DV未然防止教育」を高校などの授業に取り入れており、原さんはその講師も務めている。

     「DVの関係を引きずって怖い思いをし続けるよりも、好きな人と笑いあって過ごす人生のほうが幸せではないか」。授業や相談で、よくこんな話をするそうだ。若い人はどうしても視野が狭くなりがちで、幅広い選択肢が存在することに気がつかず、閉じた関係を続けてしまうケースも多いという。

     「被害を受けた時に『これはDVだ』と認識できれば、ほかの人に相談できる。そのためには予防教育が必要」と力を込めた。

    女性ヘルプネットワーク 093・541・5805
    DV防止ながさき 095・832・8484(月水土)
    佐賀県DV総合対策センター 0952・28・1492

    (2010年3月15日 読売新聞)

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