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from: 21世紀さん
2010年04月05日 11時51分19秒
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いじめ相談5割増 「SOSレター」効果か
昨年の札幌法務局
札幌法務局人権擁護部は、2009年に道内で起きた人権侵犯事件の概要をまとめた。受理件数は1062件(前年比87件減)となったが、学校におけるいじめの増加が目立った。
受理事件の内訳は、離婚の強要や職場での嫌がらせなどの「強制・強要」が268件(同73件減)、次いで児童虐待や家庭内暴力などの「暴行・虐待」が225件(同15件減)。教師や警察官、刑務官ら公務員による事件は95件(同21件減)だった。
受理した事件の大部分は、被害者や親族などからの申告という。
一方で、学校でのいじめは60件(同20件増)と増加。具体的には、中学生の男子生徒から「失敗談を言いふらされ、同学年の全クラスに広まった」などの相談があったという。
法務省の人権擁護機関では2006年から毎年、便せんと封筒が一体となった「子どもの人権SOSミニレター」を全国の小中学生に配布。いじめや虐待などの悩みを記入して投函(とうかん)すると、管内の法務局に届く仕組みになっている。
同部は「ミニレターの配布や相談窓口のPRを進めたことが、いじめの相談が増えた背景にあるのでは」とみている。
同部は、相談内容に応じて刑事告発や助言などの処置を取っており、今後も相談窓口の周知を図っていく考えだ。
(2010年4月5日 読売新聞)-
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