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from: 21世紀さん
2010年04月08日 21時29分04秒
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DV:4人に1人被害 5割「相談しなかった」 県民意識調査、初実態データ /熊本
◇表面化しにくい状況、浮き彫り
県内の女性の4人に1人が、配偶者からのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力、DV)の被害経験を持っていることが、県の男女共同参画に関する県民意識調査で分かった。県内でのDV被害実態がデータで示されるのは初めて。被害経験者の5割は「誰にも相談しなかった」と答えており、DVが表面化しづらい実態が浮き彫りになった。【笠井光俊】
調査は昨年12月、県内に住む20歳以上の男女3000人を無作為抽出してアンケートを郵送し、1368人(うち女性は791人)から回答を得た。
「配偶者から身体的暴行や心理的攻撃、性的強要を受けたことがあるか」との質問に、女性は「何度もあった」が9・9%、「1、2度あった」が16・3%と答え、計26・2%が被害経験を訴えた。「まったくない」は63・2%、無回答は10・6%だった。一方、男性の回答で「何度も」と「1、2度」の合計は9・1%だった。
また「被害を誰かに相談したか」との質問(複数回答)には、「相談しなかった」が49・3%と断然多く、次いで「家族・親戚」32・4%、「友人・知人」20・5%の順。「警察」は3・2%、「公的機関の相談窓口」は1・8%と利用が少ない。
相談しなかった理由として「自己解決した」との回答もあったが、「世間体を考えた」「恥ずかしかった」「DVを受けた自分自身が悪いと思った」「自分が我慢すれば良いと思った」「恐怖のため相談できなかった」などが挙がった。
DV被害の実態は、08年の内閣府の「男女間の暴力に関する調査」で女性の被害経験者は33・2%という全国レベルのデータがあっただけ。県は今回、県レベルでの実態把握を狙った。県男女参画・協働推進課は「特に5割の被害者が誰にも相談していないことを重く受け止めたい。未成年向けのデートDV防止研修会など啓発の取り組みを地道に続けたい」としている。
DV被害者支援の活動をしているNPO法人「ウィメンズ・カウンセリングルーム熊本」の竹下元子代表は26%という被害経験者の割合について「もっと多いのではないかというのが現場での実感だ。相談していない人が5割というのも、低い数字ではないか」と話し、実際はDV被害が広がっているとの認識を示した。
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毎日新聞 2010年4月8日 地方版-
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