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from: 21世紀さん
2010年07月21日 14時21分28秒
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裁判員裁判:父親殺害の被告、大粒の涙 裁判長が問いかけ /鹿児島
◇「お母さんがどんな思いか…」
父親を殺害したとして殺人罪に問われた曽於市財部町、無職、前田賢吾被告(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が14日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)であり、検察側は「犯行態様が残忍」として懲役13年を求刑した。この公判で、裁判長の問いかけに前田被告が大粒の涙を流す場面があった。
起訴状によると、前田被告は1月1日夜、同居する父親(当時60歳)の頭部を金づちやダンベルで殴打し、包丁(刃渡り約17センチ)で背中などを刺して殺害した、とされる。
検察側の論告などによると、父親は酒癖が悪く、長年家庭内暴力もあった。だが、犯行は凶器5種類を使い、約20分間に及び、頭部だけで22カ所の傷があった。
法廷では、夫と息子の惨劇を防げなかった母親が「私たち夫婦の責任。刑を軽くして」と嘆願した。その一方で「後悔している」と答える前田被告の言葉はよそよそしく、感情は感じられない。検察側の反省を問う質問にも答えに窮した。
だが、裁判長の問いかけは心を閉ざす次男の心を見透かしていたようだった。「お母さんがどんな気持ちか分かりますか」。一瞬、前田被告の体はこわばった。「お母さんはあなたを責めず自分自身を責めていますよ。自分が悪かったと思っているからでしょう」。傍聴席から母親のすすり泣きが漏れる。「このようなことをした自分自身からは逃げられないですよ」
前田被告は法廷の真ん中で大粒の涙を流していた。「本当に申し訳なく思っています……」。消え入りそうな声だった。
弁護側は「(被告は)非常に反省し、更生の意欲がある」として懲役5年が相当と主張している。判決は15日午後3時半に言い渡される。【村尾哲】
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毎日新聞 2010年7月15日 地方版-
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