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from: 21世紀さん
2010年07月29日 18時21分43秒
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DV被害者交流施設「あいあい」:開所1カ月、3組保護--高知 /高知
◇2人が施設内喫茶で働く
◇常連客から日常品寄付も
ドメスティックバイオレンス(DV)や虐待の被害者が働きながら自立を目指す喫茶店や雑貨販売などの複合交流施設「いこいの場・あいあい」(高知市大川筋2)が26日、開所して1カ月を迎えた。施設には常連客も増え、タオルなどの日常品を寄付してくれることもあるという。代表の青木美紀さん(57)は「こうした少しずつの人情が被害者を助けてくれる。こんなお客さんがいるのは本当にうれしいこと」と笑みを浮かべた。【黄在龍】
現在、施設のスタッフは約5人。このうち2人が施設1階の喫茶店などで働きながら社会復帰を目指している。基本的には午後7時ごろまでの営業だが、被害者が保護されている時などは青木さんが未明まで滞在し、警戒にあたっている。同施設ではこれまでに3組の被害者を保護した。加害者から追跡の可能性があり、危険性の高い2組を別のシェルターに保護してきた。
× × ×
オープンから約2週間後、高知市内の女性から「夫からDVを受けている。助けてほしい」という連絡が入った。施設に入ってきた女性はおびえた表情で、唇も少し震えていた。
青木さんはゆっくりとした口調で質問を始めた。「夫からの暴力はいつから」「今の仕事は続けられるのか」「育児をしながらどうやって仕事をするのか」--。その質問に答える女性の目には涙がたまり、そしてこぼれ落ちた。
そして青木さんは「職場には公共施設を使って通う方がいい」など、女性が自立して生活するための方法を一つ一つ提案。住むところを紹介されたこの女性は少しずつ安堵(あんど)の表情が浮かんだ。
× × ×
「相談するうえで大切なのは、どういう状況にいるか本人に把握させること。そして生活面の不安を取り除くこと。特にDVの被害者の女性は明日からの生活が一番不安。まずそれを解消させないと相談は始まらない」と青木さんは語る。
今後はリサイクルショップを始め、ボランティアスタッフを募っていきたいとしている。青木さんは「一人一人の真心で運営される施設。一人でも多くの被害者を救うためにも、より多くの助けが必要」と呼び掛けている。
「いこいの場・あいあい」への問い合わせは「(090・1005・1514)かEメール(kochi_aiainet@yahoo.co.jp)。
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毎日新聞 2010年7月27日 地方版-
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