11月1日 05:00)
　【足利】市人権推進課は、男女共同参画推進社会を目指す「女と男の輝きプラン21あしかが－市男女共同参画基本計画－」の第２期案を31日までにまとめた。仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）の推進や、配偶者などから暴力を受けるドメスティックバイオレンス（ＤＶ）を根絶する施策を盛り込み、来年度から５年間取り組む予定だ。同課は「こども課などと連携し、男女それぞれの役割を踏まえ、個性を生かせる社会をつくりたい」としている。

　昨年９月に成人市民１千人を対象に行ったアンケートでは、全体の51％が就職機会や職場内で平等になっていないと感じていることが分かった。そのため再就職希望者向けのセミナーを開いたり、乳児保育・一時保育など子育てサービスを充実させたりして、仕事と家庭を両立できる環境づくりを進める。

　ＤＶに関する施策では、相談を取りまとめる「配偶者暴力相談支援センター」の開設を検討、ハローワークと提携し就労を働き掛けるなど、ＤＶ被害をいち早く把握し適切に支援する体制を整える。

　同計画案は、市民の意見を募るため、11月１日から19日まで市ホームページ、市民資料室、市民プラザ２階の人権推進課男女共同参画室、市内17公民館で閲覧可能。コメントは郵送、ファクスなどで受け付ける。問い合わせは同課電話０２８４・７３・８０８０。
11/01 05:00
下野新聞