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from: 21世紀さん
2011年01月22日 19時40分05秒
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性犯罪前歴者にGPSの携帯義務付け 宮城県が条例検討
宮城県は、県内に住む性犯罪の前歴者らを警察が日常監視できるよう、全地球測位システム(GPS)端末の携帯を義務づける条例の検討を始めた。携帯していない場
宮城県は、県内に住む性犯罪の前歴者らを警察が日常監視できるよう、全地球測位システム(GPS)端末の携帯を義務づける条例の検討を始めた。携帯していない場合には罰金を科す。必要に応じてDNAの提出も求める。
監視対象に検討しているのは、女性や13歳未満の子どもに対する強姦(ごうかん)や強制わいせつといった罪で懲役や禁錮刑になった県内在住者。
ドメスティックバイオレンス(DV)防止法で裁判所から保護命令を受けた加害者にもGPSの携帯を義務づける。
同県では昨年2月、石巻市で少年による女性殺害事件があり、同12月からDVや性犯罪対策の検討を始めた。
性犯罪者をGPSなどで監視する制度は米・ニューメキシコ州で始まったとされる。オレゴン州では監視対象者に取り付けたGPS装置が取り外されると保護観察官に警報が鳴って知らせるシステムを導入している。韓国でも導入されている。一方、日本では導入例はなく、宮城県の方針は議論を呼びそうだ。
01/22 15:03
朝日新聞
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from: 21世紀さん
2011年01月26日 16時07分04秒
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「Re:性犯罪前歴者にGPSの携帯義務付け 宮城県が条例検討」
性犯罪者GPS条例:水面下で県警と協議 トップダウンで立案進む /宮城
性犯罪前歴者やドメスティックバイオレンス(DV)加害者を警察がGPS(全地球測位システム)で監視するための条例制定を県が検討していることについて、県幹部は25日、村井嘉浩知事の指示に基づき、10年5月から水面下で県警と協議を重ねてきたことを強調した。県庁内では「国がやるべき政策では」との声も根強かったが、トップダウンで政策立案が進んだことも判明。県幹部は「性犯罪やDVは行政が率先して動かないと一向に減らない」と村井知事の手法に理解を求めているが、条例試案への賛否は分かれている。【比嘉洋、鈴木一也】
村井知事は22日に非公開で行われた有識者懇談会で、性犯罪やDVの再犯を防ぐための施策の試案として、再犯リスクの高い性犯罪前歴者やDV加害者にGPSを携帯させることや、性犯罪逮捕者にDNAを提出させることを検討していると表明。24日の定例会見で「私としては徐々に徐々にやってきている」と述べ、唐突に重要施策を打ち出したとの印象をぬぐい去ろうとした。
村井知事は、10年2月に起きた石巻3人殺傷事件をきっかけにDVや性犯罪を撲滅するために実効性のある施策を打ち出す必要性を実感したと述べている。さらに、性犯罪の前歴があり、精神障害のある多賀城市の男性(31)の父親が県警などのアドバイスに基づき、徘徊(はいかい)を繰り返す男性にGPSを携帯させていた事例をテレビ報道で知り、今回の試案の「ヒント」を得たという。
県幹部によると、村井知事は10年5月、韓国で性犯罪の再犯防止策として、前歴者の一部をGPSで監視している事例について調べるよう指示。同6月に県の環境生活総務課、共同参画社会推進課、社会福祉課、子育て支援課と県警生活安全企画課の担当者で作業部会を設立し、今年1月までに10回の会合を重ねた。
DNA提出の案は県警側から出たという。村井知事は24日の会見で、「私と県警本部長は(幹部会で)意見交換してきた」と述べており、県庁と県警が歩調を合わせて試案を策定したことをうかがわせている。
◇仙台市長は慎重論
仙台市の奥山恵美子市長は25日の定例記者会見で、村井知事が打ち出した性犯罪者の再犯防止のためのGPS携帯義務条例化について「決して急ぎすぎてはいけない課題。拙速は厳に避けるべきだ」と述べ、慎重に検討する必要があるとの考えを示した。
市長は「GPSという問題だけが取り上げられ、是か非かということではないだろう」と指摘。その上で「いろいろな状況の中で課題を抱えている方を地域としてどう支えていくかという議論が一緒に深まっていくことを期待したい」と話した。【高橋宗男】
◇賛否分かれる 県へ意見
県共同参画社会推進課によると、25日現在、条例制定に対して県内外から72件の意見が県に寄せられている。賛成が39件、反対が22件と、市民の間でも意見が割れている。
主な賛成意見は「犯罪者の人権も守られる必要があるが、それ以上に市民の安全が守られるべきだ」「監視されていると思えば再犯抑止につながる」など。反対意見では「反省して二度と性犯罪に手を染めない前歴者もいる」「ゆくゆくは性犯罪者以外にも監視が及ぶのでは」などがあった。
賛成でも反対でもない意見も11件あり、「児童虐待をする母親にも(GPSを)付けさせてください」「GPSをすべての女性に配布し、非常時に即通報できる仕組みを」などの提案があった。
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毎日新聞 2011年1月26日 地方版
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