不二家の前を通りかかったら

「生ミルキー」

なるのぼりが立っていた。


遂にミルキーまで生になるとは…
しかし、実に美味そうである。

なんかこう、濃厚なミルキーがまったり蕩けるような
ママンの愛情五割増しみたいな
想像しただけでも実に…美味そうだ…

と思った時には既に駐車場へ車を入れていた。


早速店内に。

「あの〜生ミルキーありますか？」
「はい、こちらに」

ショーケースに入れられたそれは、残り一つ。
勿論迷うことなく購入し家路へついた。


あけてみると…ちっさ！！
普通のミルキーより小さい気がする。
銀紙に包まれた、四角い生ミルキー。
１０個入りで６００円だから…高い単価だなぁ。

しかし、それだけ濃厚ママンの味かと超期待しつつパクリ！

むむむ？
うーん。
確かにミルキーだが…期待していた味とはちと違うような。
バターっぽい風味を強く感じる。

強いて言えば、久しぶりに同窓会へ行く母ちゃんが
精一杯オメカシというか厚化粧しましたよ、みたいな？

いや、美味しいのは美味しい…と思うのだが…
一回食べればいいかと。


何でも「生」つけりゃイイってもんじゃないと思うなあ。
変に期待させられるじゃないか！！