子供が生まれた。

２０年来の友人に、だ。

予定日より１週間以上遅れての誕生。
しかし母子共に健康で何よりだ。

３５００ｇ超えのベイビーだったので
結構難産だったらしいが…

ああ、自分の出産時を思い出す。

これまで体験した事の無い痛みだったなあ。
それこそ腹が割れそうに痛いというのに
「その時」が来るまで
力を入れて我慢できないという苦行。

そうそう、痛みを堪えるのではなく
痛みを逃すというのが本当にキツカッタ。

成り行きで旦那立会いとなったが
ヤツが居たおかげで理性を保つことが出来た。
しかしそのせいで
「出産って思っていたより楽そうだったねぇ」
という印象を与えてしまった。

コノヤロー
デカイう○こをひりだすのとはワケが違うのだぞ…

もう二度と味わいたくない痛みだが…
友人から送られた写メを見ると
「生まれたての赤ちゃん」
がいる事がとてもうらやましく思えてしまう。

真っ赤な猿みたいな、ほにゃほにゃとした生命。
ほんの一時の貴重な姿。

それは勿論過ぎてしまった今だから思える事で
あの頃は早く大きくなって欲しいと思ったものだ。

これからの子育ては大変だろうが
元々子供好きな友人の事だ。きっと上手く育てるだろう。

我が家ももう一人くらい子供が居てもいいのだが
何しろ子作りする気にならない。

そこら辺の木の股（？）から赤ちゃんが生まれてこないかしらん。