-
from: 葛葉平蔵さん
2010年02月19日 01時31分10秒
icon
母親であるという事
偏食の激しい息子に、何とか色々食べさせようと
昼食にお好み焼きを作った。
ソースの味は好きみたいだし
これなら中に色々混ぜられていいわよね〜ムフフ。
と思っていたのだが、いざ出したら完全拒否。
「ほら、食べてみると美味しいからさ、ヒトクチでもどーぞ」
口元まで持っていっても固く口を閉ざしたまま。
「あ、そう。食べないんだ」
ここで何かが切れた私。
無理矢理口をこじ開けて詰め込む。
息子大暴れ。
入れたものを吐き出し大泣き。
「じゃあもういい! お昼は抜きね!!」
怒りに任せてお好み焼きをゴミ箱に捨て、
泣き叫ぶ息子を無視して別室に引き篭もった。
私が作るものはそんなにマズイのか?
何を作れば食べるのか?
そもそも、無理強いしてまで食べさせる意味があるのか?
チョコだけ食べさせておけばいいのではないか?
考えは色々浮かぶが、それらも無視してDSで遊ぶ。
すると、今日の仕事を昼で終えた旦那が帰ってきた。
居間でさめざめと泣いていた息子を見て驚いたらしい。
息子を泣かせた私を責める事はしなかった。
だが、「やりすぎだろう」と目が言っていた。
そうだね。
「子育ては自分育て」という言葉があるようだが
私はそれは偽善っぽいというか、無理している感があって
キライなんだよね。
だから私は母親として育ってないのかな?
結局、夕方まで私は息子の相手を極力しなかった。
都合のいい時だけ甘えてきやがって。
そう思うと、笑顔でこちらにくる事さえウザく感じる。
…しかし…
どんなに冷たくされても、父親より母親に来るんだね。
ニッコリ笑って、絵本を持って差し出して。
寝るときも、私の布団に入ってきて、ぎゅっと手を握るんだね。
私は息子を幸せに出来るのだろうか? 出来ているのだろうか?
一体どれだけ、彼の小さな心を傷つけているのだろう。
どれだけ彼の魂に暗い影を落としているのだろう。
思い返すと、本当に自分が嫌になる。
二歳の子供に、何をやっているのだろう。
虐待だよな…それって犯罪じゃん。
他人の子供であれば…表面だけでも優しく接していられるのに。
母親…いや、親であるって…本当に難しい、私にとっては。
もう息子を怒りたくないのです。
母親らしい母親になりたいのです。
それがどういうモノであるのか、理想はあるのに
その理想は遠すぎるのです。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件